生命保険は突然の死などの予期せぬ出来事が起こってしまった時にその家族だけで対応するのは大変だから、たくさんの人が集まって少しずつお金を出し合い、そうした事態にみんなで備えようというものです。
長い人生の中で何が起こるか誰も分からない中で万が一の時に備えるのが生命保険です。
この記事では生命保険の必要性について書いていきたいと思います。
目次
生命保険は社会保険で足りない部分を補うもの
毎月、給与天引きで高額な社会保険料や年金保険料を払っていると思います。
社会保険料を払うことにより公的な保障を受ける事ができる事を理解しておいた方がいいです。
・病気やケガをした時
・働けなくなった時
・入院費、治療費が高額になった時
・長生きした時
・障害者になった時
・介護状態になった時
・失業してしまった時
・仕事中に大けがをしてしまった時
こういった万が一の時の保障が社会保険料を払うことにより受けられる事を踏まえて生命保険の必要性については考えた方が良いです。
社会保険料についてはこちらの記事もどうぞ。
生命保険の必要保障額を考える
みなさんの家庭にとって必要保障額はいくらなんでしょうか?
必要保障額の設定は保険を選びの前提となる大切な作業です。
必要保障額はもしもの場合のその後の家庭の生活に必要な金額です。
配偶者が亡くなるまで、もしくは子供が成長するまでの支出額から、金額を引いたものが、もしものときに必要な金額となります。
必要保障額の計算
必要保障額の計算はどのようにして行うのでしょうか?
これは支出から収入を引くことにより必要保障額は計算する事ができます。
支出-収入=必要保障額
これが保険の契約時点での保険金額になります。
支出【配偶者が亡くなるまで、子供が成人するまで】
①生活費
②住宅関連費用
③教育費
④葬祭費用など
収入【配偶者が亡くなるまで、子供が成人するまで】
①国からの年金の合計
②会社の退職金など
③残された家族の収入
④手元にある貯金などの資産
大まかな項目を出してみましたが、支出-収入で計算してみると必要保障額がわかります。
他の人は生命保険料をどのくらい払っている?
生命保険文化センターが実施した【生活保障に関する調査】(個人調査)によると
◇年間払込保険料(個人年金保険の保険料を含む)
男性 平均 24.1万円
女性 平均 18.2万円
払っている金額の割合的には男性が12万~24万円未満で女性は12万円未満が一番多くなっています。
月々の平均の保険料としては男性が2万円くらいで女性が1万円程ですね。
ただ家族構成によってもちろん金額は変わってきます。
1世帯当たりで年間41.6万円で月額35,000円の保険料を支払っています。
この数値から見るとけっこう生命保険にはお金をかけてる方が多いようですね。
生命保険は何十年も支払っていくものなので月々で見るとそこまでないですけれどトータルで支払う金額は20年で840万円ですからかなり新車の車が何台か買えますね。
◇年収別平均保険料
・年収1000万円以上で月額平均3.07万円
・年収700~1000万円未満で月額平均2.05万円
・年収500~700万円未満で月額平均1.75万円
・年収300~500万円未満で月額平均1.63万円
・年収300万円未満で月額平均1.45万円
年収が高い方ほど、保険料金は高いのが分かりますね。
まとめ
この記事では生命保険の必要性について書いてきました。
生命保険は長い期間をかけて払っていきますので、その長い期間の間にはいろんなライフイベントがあったりしますし、予期せぬ出来事もたくさん起こってくるとは思います。
生命保険というのは仕組みも複雑ですが、専門用語が多くわかりにくくなっています。
必要な保障額をしっかり考えてから専門家に相談するという方法がベストだと思います。
保険に入る時の注意点についてはこちらの記事もどうぞ。