遺族年金制度とは自分自身が亡くなってしまった場合に遺族の生活を支える為に支給されるものです。

この遺族年金ですが、公的年金に加入していれば本人が亡くなってしまった場合に公的年金から給付されるもので死亡保障のようなものです。

この記事では遺族年金制度について説明していきます。

 

 

 

 

この記事の内容

1.公的年金の種類

2.遺族基礎年金の給付内容

3.遺族厚生年金の給付内容

4.寡婦年金の給付内容

5.死亡一時金の給付内容

6.まとめ

 

 

 

 

公的年金の種類

遺族年金は本人が亡くなった時にその子供や配偶者などに公的年金からきゅうふがあるというものですが、公的年金にも種類があります。

まず、国民年金だけに入っている自営業者などは国民年金から支給されて、会社員の場合は国民年金と厚生年金からの支給となります。

遺族である妻や子供の有無や年齢などの条件によって給付内容は変わりますので整理します。

加入している公的年金:国民年金(自営業者など) 18歳未満の子供:有 国民年金からの給付:遺族基礎年金 厚生年金からの給付:なし

加入している公的年金:国民年金(自営業者など) 18歳未満の子供:無 国民年金からの給付:寡婦年金または死亡一時金 厚生年金からの給付:なし

加入している公的年金:厚生年金(会社員など) 18歳未満の子供:有 国民年金からの給付:遺族基礎年金 厚生年金からの給付:遺族厚生年金

加入している公的年金:厚生年金(会社員など) 18歳未満の子供:無 国民年金からの給付:なし 厚生年金からの給付:遺族厚生年金

となっており条件内容によって異なり、厚生年金加入で18歳未満の子供がいる場合は遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給されます。

遺族基礎年金の給付内容

遺族年金の基本となるもので国民年金から支給されるものでどんな人でも国民年金には加入していますし、18歳未満の子供がいればもらえるものです。

給付名:遺族基礎年金

給付される条件:支給対象に年850万円以上の収入または年655万以上の所得がない事

給付対象になる遺族:18歳未満の子供がいる妻、もしくはその子供自身「子供が1級・2級障碍者の場合は20歳未満まで対象」で亡くなった人に生計を維持されていたもの

給付額:77万9,300円+子供の加算額(子の加算額・・・第1~2子は一人につきプラス22万4,300円 第3子以降は一人につきプラス7万4,800円 妻がいなくて子供だけが受け取る場合は第2子以降のみが加算がある)

支給期間:子供が18歳になるまで支給されますが、夫の死亡時に30歳未満だった妻が受け取る場合、夫の死亡または子供が18歳に達するなど遺族基礎年金の資格を失ってから5年間で停止になります。

遺族厚生年金の給付内容

厚生年金から支給されるもので、子供がいない場合でも支給される場合があり、子供がいる厚生年金加入者は遺族年金と両方を受給できることになります。

給付名:遺族厚生年金

給付される条件:支給対象に年850万円以上の収入または年655万以上の所得がない事

給付対象になる遺族:亡くなった人によって生計を維持されていた「子のある妻または子」「子のない妻」「55歳以上の夫」「55歳以上の父母」「18歳未満の孫」「55歳以上の祖父母」のうち所定の順で一番上位の者が対象となります。(「子のない妻」がいれば妻に。妻も夫もいなければ「父母」に受給権が発生します)

給付額:本人が受け取る予定だった厚生年金のおおむね4分の3の金額

支給期間:妻が受け取る場合は終身で受け取る事ができます。

寡婦年金の給付内容

遺族基礎年金も遺族厚生年金も支給されない場合も10年以上婚姻関係のあった妻には妻が60歳から65歳までの間、寡婦年金が支給されます。

給付名:寡婦年金

給付される条件:亡くなった本人の国民年金の保険料納付期間「免除期間含む」が合計25年以上ある事

給付対象になる遺族:亡くなった本人と継続して10年以上婚姻関係にあった65歳未満の妻

給付額:夫が65歳以降に受け取るはずだった老齢基礎年金の4分の3の金額

支給期間:妻が60歳から65歳までの間

死亡一時金の給付内容

死亡一時金は寡婦年金と同様他の支給が受けられないときに一時金として支給されるものです。

給付名:死亡一時金

給付される条件:遺族基礎年金を受給できる者がいない場合で、亡くなった本人の国民年金の納付期間が一定以上ある事

給付対象になる遺族:配偶者、子、父母、孫、祖父母または兄弟姉妹で、亡くなった人と生計を同じくしていた人

給付額:12~32万円の一時金(保険料納付期間により変動)

支給期間:まとめて一回だけ給付

ただ、死亡一時金は寡婦年金と死亡一時金の両方をもらう可能性がある場合はどちらかを選択しなければなりません。

まとめ

この記事では遺族年金制度について説明していきました。

遺族年金は一家の大黒柱である被保険者が死亡した場合に残された遺族が困らないように支給される公的年金の一つです。

遺族年金は国が保障している手厚い保険になります。

この遺族年金制度を知る事により現在加入中の生命保険の無駄な部分を省くこともできます。