株式投資ですが、上がった下がったとよく耳にする言葉ですね?
興味を持たれた方もいらっしゃると思います。
その一方で
「株式ってどうやって買うの?」
「よく仕組みがわからないなー」
「なんか損しそうだな」
など、二の足を踏まれている方がほとんどだと思います。
この記事では株式投資とは一体どういったものなのかをまとめさせていただきました。
株式投資とは?
株式を買うという事は企業の一部である株を所有する事になりますが、買う事によって
会社のオーナーの一人になるという事です。
2種類の方法で利益を得る方法です。
・株を売って利益を得る(キャピタルゲイン)
株を安い時に買って高くなったら売るという方法です。
例えば株価30万円で購入した株式が35万円になったときに売って
差額の5万円を利益として受け取るなどです。
・株を持ち続けて配当金を受け取る(インカムゲイン)
配当金というのは株式を買った会社の事業がうまくいったときに
株を買ってくれた方々に還元するお金の事です。
配当金はどのくらいもらえるのかというと
利回りが年間で2%ほどで、受け取れる回数は年に1~2回
といったところです。
100万円分株を買ったとするとうまくいけば
年間20,000円が受け取れるという事になります。
一般的に
・時間に余裕がある方は、売って利益を得る方法
・時間があまりない方は株を持ち続けて配当金を得る方法
が向いていると思います。
株式投資の仕組みって?
◇株式市場
株式の取引は証券所という場所で取引されます。
東京・名古屋・福岡・札幌に証券取引所があります。
その中でも会社の規模によって4つの市場があり、
東証一部・東証二部・マザーズ・東証ジャスダック
に分かれています。
・東証一部
よく耳に聞く有名な企業が多く上場しており、東証一部に上場するには
総合的な厳しい審査を通過しなければなりません。
比較的に経状態が安定しており経営破綻する可能性は低い企業が多いです。
・東証二部
東証一部に比べると審査基準が少し緩くはなりますが、有名な中堅企業
が多く上場しています。
・マザーズ
ベンチャー企業向けに開設された市場であり、審査の基準が東証一部二部とは
異なり今後の成長性を重視しますので、現在は赤字だが今後の成長が見込めれば
上場する事が可能な市場です。
・東証ジャスダック
東証ジャスダックもマザーズと同じで比較的に新しくできた市場です。
ジャスダックはさらに2つの市場に分かれています。
ジャスダックは
会社の業績・規模などで判断する「スタンダード市場」
業績が赤字でも将来性を重視する「グロース市場」
に分かれているところが他の市場との大きな違いです。
◇取引できる時間
基本的に株式の取引は平日と限られています。
・9:00~11:30
・12:30~15:30
と取引時間は短めです。
◇準備するお金(資金)
まず株式の価格ですが、1株500~5,000円で
購入の単位があり10株~100株と決まっています。
という事は最低10株購入するとなると
5,000円は必要となります。
ちなみに企業によって株価は全然違います。
誰もが知っている「トヨタ自動車」はというと
最低購入株100株で1株7740円(1/23日14:42分現在)
ですので、最低774,000円必要となります。
有名な会社ですと金額も高めですし、有名な会社になると倒産のリスクが極めて
低いので安全な気もしますが、軽い気持ちでは買えませんね。
株式投資のメリット
◇利益を得る事ができる
まずメリットとしては売却益と配当金を得る事ができます。
◇株主優待を受ける事ができる
株主優待というのはその企業が扱っている商品や優待のチケット等です。
どういったものがあるかというと
・スターバックスコーヒージャパン
ドリンク券
2枚 1株以上
4枚 5株以上
10枚 10株以上
20枚 100株以上
・ANA 全日本空輸
普通運賃50%割引
1枚 1,000株以上
4枚 4,000株以上
7枚 10,000株以上
254枚 100万株以上
といったチケットをもらえるのもメリットの一つです。
株式投資のデメリット
大きく分けて株価下落リスクと会社倒産リスクです。
◇株価下落リスク
株かは上がる事もあれば下がる事もあります。
では下がるケースですが
・経済が不景気な時
・金利が上昇する時
・円高になる時
・国内外の政治的不安があった時
価格の下落は政治や経済に連動しています。
◇会社倒産リスク
株式を購入した会社が万が一、倒産した場合は株式はただの紙切れになります。
価格が安いからと言って何も考えずに購入するとお金を捨てる事になりますよ。
始める前に何から準備すればいいの?
◇資金(お金)を準備する
株式投資にはどの株を買うにも必ずお金は必要です。
株式の場合は購入したお金が保障されるわけではないので、日々の
絶対必要なお金、生活費の中から準備するのではなく万が一、損してしまっても
なんとかなる範囲で始めましょう。
◇証券会社のサービスを調べる
株式投資をするには必ずお付き合いする事になるのが証券会社です。
証券会社とは・・・
株を買いたい人と売りたい人の間に入って、証券取引所で
株の売買をおこなう役割を持つ会社です。
株の取引を行う場合は証券会社で証券口座を開設する必要があります。
株の取引には証券会社へ支払う手数料というものがあり、手数料が安い
ところもあれば、手数料が高いところもあります。
証券会社も
「ネット専門証券会社」楽天証券、SBI証券等
「総合証券会社」野村證券、大和証券等
があります。
ネット専門証券は手数料が安いので頻繁に取引を行う方に向いています。
総合証券会社は手数料は高いが証券マンから直接アドバイスを受けれる。
という利点がそれぞれあります。
どうしても不安な方は証券マンのアドバイスが受けれる総合証券会社を
選ぶと良いと思います。
◇株式は日々勉強が大事
株式投資は株を買ってから売るという単純な作業に見えますが、実際のところは
深い知識がないと全く利益を出すことができないどころか、大きな損失が出る事も
ありますし、投資の手法も様々です。
日々、勉強ですので投資のセミナーに参加するなど、取引以外でも学ぶことは大事です。
実際に取引を始めてみよう
株式投資の始め方ですが
①証券会社を選ぶ
②口座開設をする
③取引開始
とう三つのステップになります。
◇証券会社を選ぶ
取引を行う会社は
実践しながら学びたい方は手数料が比較的に安い会社
どうしても取引が不安でしょうがない方は手数料が高くても
サポート体制がしっかりした会社を選ぶと良いと思います。
◇口座開設をする
証券会社が決まったら口座開設します。
申込方法は
・インターネットで申込
・書類で申込
等があり、都合のいい方法で選ぶと良いと思います。
申込にかかる時間は
インターネットで申込の場合は10分から15分程度で
口座開設には一週間から10日くらいです。
口座開設には運転免許証などの身分証明書が必要です。
口座には特定口座というものがあります。
特定口座を選べば証券会社・銀行が1年間の売買でどれだけ
利益を出して損失があったかを計算してくれますし、
その内容をまとめた「年間取引報告書」も作成してくれます。
特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があります。
「源泉徴収あり」の場合は証券会社・銀行が本人に代わって税金を納めてくれます。
「源泉徴収なし」の場合は自分で確定申告をして税金を納めます。
◇取引開始する
口座開設が完了したら口座に入金して取引開始です。
まとめ
今回は株式投資について紹介してきました。
株式投資は大きな利益を生むこともできる夢のある投資方法で
あり、大きな損失を被る場合もあるリスクとリターンの幅が大きいものです。
投資ですので当然リスクは付いてきますが、自分の身の丈にあった投資をすれば
大きな失敗は生まないと思います。
また、実践して学ぶこともありますが、セミナーなどに参加されて