マンション経営をする場合は必ず付きまとってくる空室リスクですが、空室リスクはオーナー様の一番大きな悩みです。

三井住友トラスト研究所から出ているデータによると「経年劣化が賃料下落に与える影響は年率平均に換算すると約1%」という結果になっています。

特に入居者の入れ替えで家賃が下落するリスクが高くなるとの事です。

物件を所有しているだけでも家賃下落のリスクがあるうえに周辺環境に新築物件が増えると退去者が増えるばかりかその後の賃料を落とさざるを得ない状況になるという懸念はあります。

国土交通省の建築着工統計調査報告によると賃貸物件の新規着工数は前年同月比で16%も増加しています。

競争は激化している中で中古物件を所有している投資家は現状の入居をしてもらい家賃下落を防ぐ方法を考える必要はあります。

このため同じ家賃のまま入居者を募集し続けても築年数で見向きもされない可能性もありますので空室対策としては相場の家賃に合わせていく必要があります。

家賃相場をインターネットで調べて、保有する物件の家賃が適正かどうかを判断したり、物件種別をはじめ、所在地、築年数、面積、間取り、駅からの距離などの必要事項を入力すると無料で家賃を査定してくれるポータルサイトを利用し、適正な家賃を設定しましょう。


目次

その家賃は適正か?

家賃が適正ではないことが原因でなかなか入居が付かない事は多いです。

建物は日々老朽化していきますので、同じ家賃のまま入居者を募集していても選ばれない時期がやってきます。

家賃は1年に1%下がるというデータはありますが、築20年を境に家賃は新築当時の家賃の8割程度に落ち着いてきます。

そこから部屋のメンテナンスをし賃料を上げる事もできます。

まずは家賃相場を把握して適正な家賃を知る

重要なのは家賃相場を知る事ですが、インターネットが普及した現代では不動産会社のホームページには物件情報があふれています。

入居希望者も少しでも安い家賃の物件を探そうと検索しているうちに物件の家賃相場を把握していきます。

マンションオーナーもこのような現状を認識し、他の物件と自分の物件の家賃の差を把握し適正な家賃を設定する必要があります。

家賃を設定する際に役に立つ方法

入居者募集をする前に事前に家賃相場を把握したいのであれば「HOME’Sの家賃相場」が役に立ちます。

まずはインターネットでHOME’S「ホームズ」の家賃相場にアクセスし調べたい駅や市区町村の家賃相場を調べます。

福岡市で調べる場合は地図上にある都道府県の中から福岡県をクリックして「路線・駅から調べる」か「市区町村から調べる」を選択します。

市区町村から調べるを選んだ場合は「ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2K・2DK・2LDK・3K・3LDK・4K・4DK」に分けて家賃相場の一覧が表示されます。

さらに物件種別「マンション・アパート・一戸建て」や希望条件「専有面積・築年数・バストイレ別・室内洗濯機置場・オートロック・エアコン」で絞り込むこともできます。

信頼できる不動産管理会社を選ぼう

空室対策として不動産管理会社は重要な役割を果たしてくれます。

不動産管理会社の賃貸付け(集客)の強さは会社によってまちまちです。

入居率は不動産管理会社を選ぶ際の目安になりますので、早期の空室解消に自信がある会社ほどホームページや会社案内で入居率を表示していますので見てみましょう。

注意したいのは早期の空室解消に力を入れすぎて家賃を相場より下げて募集を使用とする会社もありますので、注意が必要です。

そうならない為にもオーナー自身で家賃相場を把握しておきましょう。


まとめ

家賃相場を知るにはインターネットで調べて、保有する物件の家賃が適正かどうかを判断したりすることができるので今の時代は簡単に相場が分かるようになっています。

家賃相場を把握把握する事で、空室対策を戦略的に行う事ができますので、購入する物件のエリアが決まったら確認してみましょう。