生命保険には貯蓄型の保険があります。
これは生命保険でありながら貯金もできるという保険です。
貯蓄型の生命保険のメリット
■支払った以上の保険金が受け取れる
貯蓄型の保険だと例えば保険料の総額が500万円だった場合に受け取れ保険金が550万円になるということがあります。
貯蓄型の保険は実質的に利子が付いたのと同じようにお金が増えます。
■死亡保障もある
貯蓄型保険はお金を増やせるというメリットがありますが、保険です。
貯蓄型の保険の一つである終身保険を見てみますと、終身保険は支払い終わった後も保障は続き、解約返戻金は支払った保険料よりも多くなります。
解約返戻金が十分に増えたタイミングで解約すれば儲けが出たことになります。
保険ですので死亡したら死亡保険金が出るわけですから「生命保険に加入しつつ銀行でお金を貯める」という事ができます。
貯蓄型生命保険のデメリット
■途中解約すると損する
銀行などで貯金していると困った時に引き出してお金を使う事ができますが、貯蓄型生命の場合は引き出しではなく解約してお金を受け取る事になります。
途中で解約の場合ですと利子は付いていないどころか経費として一定額を差し引かれる事になりますので、途中で解約すると損します。
また、契約者貸付という方法で保険を担保にお金を借りる事もできますが、貸付である以上は利息を付けて返済しなければなりません。
■利率が上がらない
生命保険の契約というのは20年、30年などの長期的なものになります。
長期的なものになりますが、利率は固定されますので、もし景気が回復して利率が上がれば損をする事になります。
貯蓄型の生命保険で損しない為に
貯蓄型の生命保険で損しない為にも無理のない金額にする事が大切です。
保険料は長い期間をかけて毎月支払っていくものです。
保険料が高すぎて家計を圧迫することだってありますので、保険料は無理をしない金額にしましょう。
この記事では貯蓄型生命保険を種類別に比較していきます。
終身保険(低解約返戻金型)
終身保険は一生涯の保障が得られる生命保険ですが、解約返戻金があるので貯蓄性も備えています。
低解約返戻金型終身保険は保険料払込期間中の解約返戻金を通常より低く設定する事により保険料を安く設定できる商品です。
払込が完了した場合は解約返戻金が払込総額を超えるので多くのお金を受け取れるメリットがあります。
養老保険
生命保険H死亡した時に保険金が支払われるのパターンが一般的になりますが、生存していた場合に支払われるのが生存保険です。
養老保険は満期日前に被保険者者が死亡した場合、満期日までに生存した場合の両方に対して保険金が支払われる「生死混合保険」と呼ばれるものです。
学資保険
学資保険は養老保険の一種でこどもの教育資金を確保する事を目的とした保険になります。
万が一の事があった場合は保険料の払い込み免除があるので教育資金を貯める際には安心の保険です。
満期保険金はおおむねですが、200万円から300万円が相場です。
個人年金保険
個人年金保険は保険というより貯蓄商品のようなものになります。
積み立てた保険料は満期日のあとに年金形式で受け取るようになっています。
公的年金への不安のある方が、老後の資金確保のために加入する保険です。
まとめ
この記事では貯蓄型生命保険を種類別に比較していきました。
貯蓄型の生命保険は生命保険に加入しつつ銀行でお金を貯める事ができますので、効率の良い保険です。
ただ、デメリットとメリットをしっかりと理解したうえで加入しないと無駄になりますので注意しましょう。