リスクには「危険」、ヘッジには「回避」という意味があります。

リスクヘッジは危険を回避するという意味で使われます。

リスクヘッジという言葉は元々、金融業界でよく使われた言葉で、株式投資を行う際に一つの投資先にのみ投資してしまうと株価がが下がってしまったり、その分だけ損が生まれてしまいます。

株価が上がれば、利益も生まれますが、その反面リスクも高いという事です。

しかし、複数の投資先を開拓した場合ですと、同じ投資資金を投資したとしても株価が下がるところもあれば、上がるところもありますので、大きな損を軽減する事ができます。

このように主に分散投資の事をリスクヘッジと呼んでいます。


分散投資と財産3分法

財産3分法というのは歴史的に古くから言われている分散投資の基本的な考え方になります。

財産3分法は保有する財産を預貯金、株式、不動産という3つの資産に分散して投資するという方法です。

預貯金(現金)

現金は換金性と安全性は非常に高いですが、収益性という面では他の投資商品と比べるとかなり低くなります。

ポートフォリオ全体の中では換金性や安全性をこの預貯金(現金)を保有する事により担保してくれる意味合いもあります。

ポートフォリオ:ポートフォリオとは金融商品を組み合わせる事で具体的な運用商品の詳細な組み合わせの事をいいます。

株式

収益性や換金性には優れていますが、価格変動の幅が大きく安全性は劣りますが、他の投資商品と比較して高い収益性が期待できます。

不動産

中長期的な運用に優れており、インフレヘッジも期待でき、キャピタルゲインよりインカムゲインを重視した中長期のインカムを生む資産としても優れています。

ただ、流動性低いので換金する場合は時間がかかります。

インカムゲイン:資産を所有し続けることにより得られる安定した現金収入の事を言い、不動産投資でいうところの家賃収入がインカムゲインです。

キャピタルゲイン:所有する資産の価値が上がった時に売却し、それによって得る利益の事を言い、この資産には不動産(土地、建物)、株式や債券などの有価証券、外国為替で得た利益などがあります。

上手にリスクヘッジするには?

投資におけるリスクヘッジするには性質や特徴が違う資産をバランスよく組み合わせる事によりそれぞれの投資商品の長所を活かして短所を補っていきます。

複数の投資商品に分散する事によりどれか一つが大きなダメージを受けた場合でも全体からするとダメージを小さくする効果があります。

株式投資でいいますと、株式の銘柄の中にも「国内株」「外国株」がありますし、一つの株を一点買いするより日経平均のように分散されて指数などに連動したETFを通じて投資する方がよりリスクを分散できます。

ETFとは:上場投資信託の事で、日経平均株価は日本を代表する大手企業225社を対象とした株価の平均を表していますので、日経平均に連動したETFを購入すると、日本を代表する大手企業225社すべてに投資したのと同じ効果を得る事ができます。

まとめ

投資においてリスクヘッジするには値動きの異なる複数のものに同時に投資をすることが大切です。

日本の株式だけに投資していると日本の景気が悪くなって株価が下落してしまうと資産が大きく減ってしまいます。

日本の株式だけではなく、日本の債券・不動産(REIT)・外国株式・外国債券といった通貨の異なるものに資産を分散させておけば、例え日本の株式が値下がりしたとしても他のものが値上がりして資産全体として利益が出る、または大きな損失が出なくて済むわけです。