生命保険を見直す場合は現状の保険の保障内容を見直し中途減額や特約の中途付加・変更、さらに追加契約する方法などが考えられます。

これまでに加入している保険よりよい保険がある場合は新たに保障内容を設計して見直す方法をとることもできます。

生命保険の見直しをする際に気になるのが他の人はどのくらいの保険料を払っているのかというところですが、生命保険文化センターが実施した「生活保障に関する調査」によりますと、年間払込保険料(個人年金保険料の保険料を含む)は男性で平均24.1万円、女性で平均18.2万円となっています。

金額の分布で見ますと男性は「12万円から24万円未満」女性は「12万円未満」が一番多くなっています。

1世帯あたりの年間払込保険料(個人年金保険の保険料含む)は平均41.6万円となっています。

金額の分布としては「12万円から24万円未満」が17.7%と一番多くなっていますが、続いて「24万円から36万円」16.4%、「12万円未満」13.9%の順になっています。

平均的な保険料に合わせる必要はありませんが、一つの目安にはなると思います。

この記事では生命保険を見直す時の保険選びのポイントについてまとめていきます。

目次

保険を見直すときの注意点

保険の見直しを検討する場合は特に現在の保険を解約して新規に加入するときなどは注意が必要です。

新しく保険に加入するときは健康状態についての告知や医師の診断が必要となります。

以前保険を加入したときは健康であった人でも年齢を重ねるごとに体は衰えていきますので、審査結果によっては保険に加入できないということも十分に考えられます。

また、保険料は加入時の年齢によって高くなりますので、新規に保険に加入する保険料を安くするためには一般的に保障内容を下げなければなりませんので、必要な保障が得られなくなる危険性もあります。

保険の選び方についてはこちらの記事もどうぞ。

生命保険の世帯別での選び方

予定利率が高かった頃に加入した保険の見直しは慎重に

終身保険などの貯蓄部分の保障がある保険の場合は通常時の予定利率が適用されますので、かつて予定利率が高かった頃に加入した保険を解約して新規の保険に加入するのはよく考えてからのほうが良いです。

特に1993年頃までに加入した養老保険、終身保険、年金保険などの貯蓄性の高い保険は予定利率が当時ですと5~6%前後あるものが一般的でした。

現在は予定利率が1.15%ということを考えるとこういった保険を解約して新規に保険に加入するのはもったいないです。

保険料負担を軽減する保険の見直しポイント【必要のない保険の見直し】

終身保険に入っている人で特約としていろんな保険がついている場合がありますが、特約で保障される内容が本当に必要か、ほかの保険の保障と重複していないかを確認し必要のない保障や重複している保障を見直すことが必要です。

保険料負担を軽減する保険の見直しポイント【保障金額の見直し】

死亡保険金の額が必要な金額以上になっている場合には必要な保障金額にします。

例えば子供の成長によって必要な保障金額が下がってきたときは保険料の支払いを安くする中途減額を利用するという方法があります。

保険料負担を軽減する保険の見直しポイント【必要な期間だけ保険料を安くする】

例えば1,000万円の死亡保障が必要な場合延長保険によって養老保険から定期保険に切り替えることでそれ以降の保険料の払込を不要にすることができます。

ただし、この場合には保険期間が短くなりますので必要な保険期間をカバーできるかが判断基準になります。

まとめ

この記事では生命保険を見直す時の保険選びのポイントについてまとめていきました。

大切なのは現状の保険と新たに加入する保険の保障内容をしっかり比較することです。

審査結果によっては保険に加入できないということも十分に考えられますので、加入できる健康状態なのかを知っておくことも重要なことです。

保険の審査に関してはこちらの記事もどうぞ。

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