賃貸物件を探す際に気になる項目の一つが日当たり等の日照条件ではないでしょうか?

バルコニーの方角によっては、午前と午後とでガラリと印象が変わる物件もあります。

そこで、東西南北それぞれの「部屋の向き」について、どんなメリット・デメリットがあるのかをチェックしておいた方が良いです。

この記事では賃貸物件の部屋の「向き」「方角」から見る失敗しない選び方について書いていきたいと思います。

目次

賃貸物件の部屋の「向き」「方角」で変わる影響とは?

部屋向きとは、基本的にバルコニーがある方向(最大開口部、採光面)の向きの事を言います。

この部屋向きが、「室内の明るさ」「洗濯物の乾きやすさ」に影響して来ます。

太陽は東から昇って、南を通り、西に沈むため、南向きのお部屋であれば、朝から夕方までずっと太陽が差し込みます。

逆に北向きだと日があたりにくくなります。


人気がある部屋の「向き」「方角」は?

部屋向きを人気順で並べますと

①日当たりの良い南向き

②朝日を浴びれる東向き

③午後から夕方まで明るい西向き

④直射日光の入らない北向き

となっています。

ただ、目の前に建物が被ってしまっている南向きよりも目の前が抜けている他の部屋向きの方が明るい、など各物件によっても変わって来ます。

【南向きの部屋】メリット・デメリット

南向きは、やはり日光が朝から夕方まで差し込み、常に明るいですし、洗濯物の乾き具合も変わってきます。

ファミリーのご家庭などは、日中も誰かが家にいるケースが多いので、南向きのお部屋がおすすめです。

逆に日中あまり家にいない会社員方や共働きの方は、そこまで南向きにこだわらなくてもいいのかなと思います。

【東向きの部屋】メリット・デメリット

東向きは、朝日が差し込む方角のため、西日が眩しい西向きよりも人気です。

人間は、太陽とともに起きるのが一番体に良いとも言われていますし、やはり夕方よりも朝に日光が差し込むほうが健康的です。

朝日を浴びたい派で、朝日をいっぱい浴びて、さわやかで元気な気持ちで1日をスタートさせたいという方には東向きは良いです。

太陽が差し込んでくる時間としてはおおよそにはなりますが、朝の6~7時頃からお昼11時~12時ぐらいまで5時間ほどになります。

洗濯物は午前中に干せば問題無く乾くと思います。

家賃も南向きの部屋に比べると若干、安く設定されている事が多いです。

【西向きの部屋】メリット・デメリット

西向きの物件は、お昼過ぎ以降から日が差し込みます。

朝日が当たりにくいのと西日がキツイという事がデメリットです。

西日だけではなく、日当たりがいいと気を付けないといけないのが家具へのダメージです。

日焼けと聞くと木製品と思いがちですが、カーテンなどの布製品やプラスチックも日焼けします。

対策としては遮光性の高いカーテンをつけた方が良いです。

ただ、西向きの部屋だからといって生活するうえで不便な事はありませんし、洗濯物が乾きにくいという事もないです。

【北向きの部屋】メリット・デメリット

陽のあたりにくい北向きのメリットは、若干家賃が安く設定されています。

特にファミリータイプ物件の場合は南向きの物件と比べると2,000円~3,000円程安く設定されることが多いです。

特に単身の会社員の方などは、日中は家にいないので、家賃の安い北向きの物件にするメリットも大きいと考える事もできます。

私は北向きの部屋に住んだ事はありますが、湿気がとにかくすごかったです。

目の前に建物があって日光がさらに入らないという事もあって除湿剤をおいても数日でパンパンにふくらんでいました。

北向きの物件が全くダメではないと思いますが、北向きで建物が日光をふさいでいる物件は避けた方が良いです。

まとめ

この記事では賃貸物件の部屋の「向き」「方角」から見る失敗しない選び方について書いてきました。

ファミリーの方に関しては北向き以外の物件、単身の方であれば北向きも含めた全方位の物件で検討すると良いと思います。

部屋向きだけで物件を絞るのではなく、各部屋向きのメリット・デメリットを把握しながら、物件全体の条件と照らし合わせて検討するのが良いと思います。

北向きの部屋でも部屋の向き、方位なんてどうでもいいと思える物件もあります。