初めて賃貸物件を借りる際はどういった流れになっていくのか?分からないものです。
賃貸物件を借りる際の流れとしてはまず、入居申し込みをする事から始まるわけですが、その後の手続きとしては簡単です。
不動産会社の担当に任せておけばスムーズに進んでいくわけですが、ある程度流れは知っておいた方が良いです。
また、入居申し込み後は審査があります。
この審査に通らなければ住むことはできないわけですので
入居審査はどういった基準なのか?
入居審査の期間はどのくらいなのか?
は知っておいた方が良いです。
この記事では賃貸物件の入居申し込みしてから借りるまでの流れと審査の基準について書いていきたいと思います。
入居申込書には何を書く?
入居申込書はおおまかに分けるとその物件を管理する不動産賃貸管理会社の所定の申込書に記入する場合と保証会社の申込書に記入する場合があります。
両方に記入する必要がある場合もありますが、現在では保証会社の申込書のみの記入となるケースは多いです。
保証会社によって審査基準は違いますが、申込書に記入する内容はおおまかに同じです。
■契約者
・住所、本籍、氏名、性別、生年月日、年齢、連絡先
・勤務先の名称、住所、連絡先、役職、年収、勤続年数
・家族構成や、現住所が賃貸か持ち家か、家賃はいくらかなど記入する場合もあります。
・身分証コピー
■連帯保証人もしくは緊急連絡先
・多くの場合は3親等以内の身内の方の情報を記入します。
申込書なら代筆でも可です。
・住所、氏名、性別、生年月日、年齢、続柄、連絡先
・勤務先の名称、住所、連絡先、役職、年収、勤続年数
賃貸物件に住むには入居審査がある
気に入った賃貸物件が見つかり、不動産会社に入居を申し込んだあとに行われるのが入居審査です。これを無事通過すると、賃貸契約へ進むことができます。
入居審査とは、借主が安心して貸すことができる人物かどうかを判断するもので、家賃の支払い能力があるか、トラブルを起こす心配がないかといった点でチェックが行われます。
入居審査を行うのは大家さんか、その物件を管理する不動産管理会社です。
申込み後の審査期間
申し込み後の審査期間は、おおよそ1~3日程度で「結果」もしくは「不備」の連絡が来ます。
保証会社の休業日などは審査が進まないこともあるので、長いと1週間前後かかる場合もあります。
もし1週間過ぎても不動産会社から連絡が無い場合は、一度確認の連絡をしてみた方が良いでしょう。
入居審査の流れ
入居審査の流れはそんなに複雑ではないです。
4つのステップで進んでいきます。
①書類審査
申込内容が、基準内かどうかの確認
②在職確認
保険証や内定通知書など確認で勤務先に電話確認が入る場合もある
③借主、連帯保証人の本人確認
契約者や保証人に電話確認が入る場合もある
④結果の通知
入居審査の流れとしては、おおまかに①~④の手順です。
入居審査を通る為に知っておきたい基準
審査基準は不動産賃貸管理会社や各保証会社によって違いますが、下記の項目を確認されます。
【年収】
年収は、手取りではなく、税引前の総収入で記入します。
申し込んだ物件の総家賃が年収の3分の1以内であれば、審査上は適正と言えます。
例えば、家賃4万円の物件であれば、
4万円× 12ヶ月 =48万円
で毎年48万円支払う事になります。
48万円の3倍なので、年収が144万円以上あれば適正家賃になります。
もちろん、家賃が高ければ高いほど、基準も上がります。
ただ、その他の条件によって、年収が基準に満たなくても通る方もいれば、年収に問題が無くても落ちてしまう場合もあります。
ただ、この3分の1のラインを超えていれば、審査に落ちるケースは少ないです。
一人暮らしで高すぎる家賃を選ばない限り、大体の人は審査に通ります。
【勤務先】
勤務先は、大手企業や公務員のほうがスムーズに審査に通りやすい傾向にあります。
逆に、会社としてしっかりと存在しているかどうか、確認が取りづらい勤務先の場合や水商売関係のお仕事の方の場合は難しい傾向にあります。
勤務先に不安がある方は不動産会社の担当に予め相談しておいた上で、物件は探した方が良いです。
【滞納歴】
家賃の滞納を過去に繰り返ししてしまっている場合は審査に落ちてしまう可能性があります。
滞納歴は、家賃の滞納歴だけではありません。
クレジットカードを作りそこから家賃を支払っていくような信販系の保証会社の場合ですと家賃だけでなく、クレジットカードの滞納や携帯電話料金を滞納してしまっている部分も審査基準になります。
クレジットカードの支払いを滞納したり、携帯料金を長期間滞納していた場合は信用情報が履歴に残ってしまっています。
オリコなどの信販〈しんぱん〉系と呼ばれる保証会社を利用しないといけない物件の場合は、滞納歴をしっかりと見てくるので、滞納歴のある方は避けた方が良いです。
これも審査否決の対象になります。
もし、過去のクレジットカードの滞納等があり、不安な方は物件を選ぶ際に保証会社はどこを利用するのかを確認しておいた方が良いです。
まとめ
この記事では賃貸物件の入居申し込みしてから借りるまでの流れと審査の基準について書いてきました。
入居申し込みから契約までの流れはそんなに複雑ではないです。
不動産会社の担当に確認しながらやっていけばいいだけです。
審査が厳しい物件もありますが、基本的に申し込んだ物件の総家賃が年収の3分の1以内であれば、審査上は適正となりますので、審査に落ちる事はあまりないです。
また、審査基準は不動産管理会社や保証会社によって異なりますので、保証会社1社で落ちたとしても、別の保証会社では大丈夫という事もあります。