金融機関から不動産投資ローンの融資を受けて不動産投資を始める場合は物件をまず見つける必要があります。

不動産投資ローンは個人の信用力と不動産の担保力を見て審査をします。

「上場企業に勤めて年収が高い方」「公務員の方」は金融機関から見て個人の信用能力が高いと判断されて融資を受けやすいというのが一般的です。

しかし、いくら個人の信用能力が高くても不動産の価値がなければ金融機関は融資してくれません。

金融機関の個人の審査基準については一昔前よりも緩和されているのが現状です。

国税庁の「平成28年 民間給与実態統計調査結果」によりますと民間企業で働くサラリーマン、パート従業員の平成28年の平均年収は420万となっています。

過去のデータを見てみると平成18年分が434万円で平成19年分が437万円となっており、ここ十年間は400前後の平均年収が続いています。

現在は年収400万円以下の方でもローンの融資を受けやすい金融機関も出てきております。

その為、会社員の方で副業として不動産投資を始める方が増えています。

この記事では年収400万円以下の人が不動産投資ローンの融資を受けやすい金融機関について書いていきたいと思います。

不動産投資ローンの融資を受けるには物件が重要

金融機関で物件の担保力を審査する際に物件の周辺の取引の実績とともに収益性も担保として評価します。

不動産から得られる利益が黒字であり将来的にも安定していると判断されれば担保として評価が高くなります。

住宅ローンを借りる際に物件や土地を担保にして、万が一支払えなくなった場合でも返済に充てられる価値のある物件かどうかを判断します。

逆に言うと物件の担保価値がかなり高い場合は個人の属性が低くても住宅ローンを利用する事ができる場合があります。

また、担保力が高い物件であれば、融資額や金利についても有利に交渉する事が可能です。


年収400万円以下で融資が受けやすい金融機関

年収400万円以下で融資が受けやすい金融機関は以下の通りです。

・セゾンファンデックス「金利3.6%前後」

・三井住友トラスト・ローン&ファイナンス「金利4.3%前後」

・日本政策金融公庫「金利2%前後」

この中で特に物件の担保力を見るのはセゾンファンデックスになります。

セゾンファンデックス【審査・条件】

セゾンファンデックスは2011年頃から収益不動産への融資を始めた信販系のノンバンクになります。

アパートローン商品も扱っていますが、ワンルームマンションへの融資も積極的にしています。

金利としてはワンルームマンションの場合ですと3.6%前後です。

対応しているエリアは全国で融資金額としては物件価格の7割ほどですが、実際に都心部の中古ワンルームマンションを持ち込んだところ全額融資が下りたこともありました。

物件の担保評価を重視していますので、物件さえしっかりしていれば年収350万円前後の方でも審査に通ったこともあります。

三井住友トラスト・ローン&ファイナンス【審査・条件】

三井住友信託銀行の不動産ローン会社で収益不動産への融資を積極的に行っています。

基本的に融資対象エリアとしては首都圏・大阪・名古屋・福岡となっています。

金利としては4.3%となっており、条件としては共同担保が融資を受ける為の基準となります。

つまり、親からの相続で戸建や土地などの担保がある事が条件ですので、担保がないと利用できないものです。

日本政策金融公庫【審査・条件】

日本政策金融公庫は中小企業支援という主旨のもと運営される政府系金融機関です。

民間の金融機関と比べると利益を重視していないのですが、確実に返済できる照明は必要です。

日本政策金融公庫の融資を受ける基準としては条件が3つあります。

・不動産賃貸事業である事

・担保物件がある事

・公共料金や税金の未払いがない事

メリットとしては金利が2%前後ですので不動産投資ローンの中では低い方です。

ただ、条件としては担保物件が必要な部分ですので、担保物件がなければ利用できません。


まとめ

この記事では年収400万円以下の人が不動産投資ローンの融資を受けやすい金融機関について書いてきました。

この記事でご紹介した中は担保物件が用意できる方は三井住友トラスト・ローン&ファイナンスか日本政策金融公庫を利用できます。

担保物件がない方はセゾンファンデックスを利用する事になりますが、セゾンファンデックスは購入する不動産の評価を重視していますので、年収が400万円より大きく下回る方は評価の高い物件を用意する事により個人の信用能力をカバーする事が出来ます。

金融機関全般に言える事ですが、物件を持ち込んでみないと審査が通るかどうかは分かりませんので、いい物件に出会えたら実際に持ち込んでみた方がいいです。