不動産投資はローンを活用して資産を増やしていく効率の良い投資ですが、ローンを組んだことにより失敗してしまうケースもあります。

不動産投資を始めてローン地獄に陥ってしまうと最悪の場合は自己破産してしまいます。

ただ、ローン地獄に陥ってしまう原因は明確です。

失敗の原因は限られていますので、そこを注意すれば問題はないです。

この記事ではローン地獄に陥ってしまわない為の注意点について書いていきたいと思います。

目次

ローン地獄に陥らない為に知っておきたい事

不動産投資のデメリットの1つに流動性が低いことが挙げられます。

これがもとで失敗されている人も多いのが現実です。

不動産投資で失敗する人の特徴として、バブル期の不動産投資がわかりやすい例として挙げられます。

バブル期の不動産投資は家賃収入も安定しているインカムゲイン目的ではなく物件を売却することでキャピタルゲインを得ていくという方法です。

そのため毎月の収支は赤字、それを売却益でカバーすると言うスタイルになります。

もし5,000万円の物件を金利10%のローンで35年組むと支払いは42万円です。

当時のワンルームマンションの家賃収入は約12万円ですので毎月30万円の支払いをしなければなりません。

それでも1年後に1,000万円の売却益を確保できれば儲かると言う計算です。

物件価格が上がっている局面では毎月の収支が赤字でも何とかやっていきますが、崩壊して物件価格が大幅に下がってしまうと大変です。

その場合は赤字のまま不動産投資を継続せざるを生えない状況になります。

そうなると毎月の赤字を払い続けねばなりません。

そのうち貯金も底をつきローン地獄になり自己破産に陥ると言う結末を迎える人が多く生まれました。

これがバブル期における不動産投資の失敗の特徴です。

これはバブル期だけに限らず不動産投資の失敗事例はここに集約されると思います。


ローン地獄にならない為にできる事

収支が赤字

売却したいけど売却できない

赤字のまま不動産投資を継続する

支払いきれず自己破産

こういった流れは不動産投資で失敗してしまう場合の特徴です。

ただ、収支が赤字にならなければ良いと言うわけでは無いです。

収支が赤字になる原因は

・空室時のローンの支払い

・家賃の下落

・運営コストの上昇

・修繕コストの上昇

赤字にならない為には上記の項目をおさえて空室になりづらく、家賃の下落がしづらい物件を選ぶ事です。

ローン地獄を回避するにはすぐに売却できる物件を選ぶ事

ローン地獄を回避する為には売却しようと思ったときにすぐに売却できる物件を所有することです。

投資と言うのはやめることができる事も非常に大切な要素です。

不動産投資において言えば自分が売りたいとの時に購入してくれる人がいないと売却できずにやめられないと言うことになります。

そうなると売却できずにローン地獄が続く事になります。

売却を考えるのなら都心のワンルームマンションの方が良い

売却しやすいという部分を考えると不動産投資の中でも一棟アパートや一棟マンションよりも頭金が小額で始められるワンルームマンションの方が次の購入者が買いやすい状況が整っているので物件を手放しやすくなるのは明白です。

都心のワンルームマンションであれば金融機関も比較的少額のため融資してくれる可能性は上がります。

サラリーマンであれば誰でも購入できる開かれたマーケットですので流動性が高い物件です。

しかしながらアパートや一棟の物件の場合数千万円から数億円と言う規模になりますので最低でも数百万の頭金が必要とされます。

つまりは参入できる人も限られてきます。

しかも一棟物件を購入する人は不動産投資を本業としている方がほとんどですので、目線も厳しいので自分が得しないと購入してくれないケースがほとんどです。

まとめ

この記事ではローン地獄に陥ってしまわない為の注意点について書いてきました。

不動産投資は自分の身の丈に合ったものを選び失敗事例をおさえておけばローン地獄に陥ってしまう事はありません。