軌道に乗ることができればほぼ何もせずに毎月、家賃収入が入る不動産投資。
仕組みは簡単で単純明快ですが、「投資」になりますので最低限の知識は必要になります。
重要になってくるのは物件選びですが、きちんとした段階を踏まずに必要最低限の知識もなく物件に手を出してしまうと「高値づかみ」になってしまいます。
初めて不動産投資を始める方は物件を買うのがゴールと思いがちではありますが、買った後のステップもきちんと見越しておかなければなりません。
すべてのステップの始まりとなるのが物件探しからになりますが、物件探しは国土交通省から指定を受けた不動産流通機構が運営している「レインズ」やポータルサイトの「健美家」「楽待」などを利用して探すとよいと思います。
不動産投資を始める際に初心者はやみくもに物件探しをしても自分の条件が定まっていないと結局どれも選べなくなるという結果になります。
「いくらくらい」で「どんな場所」の「どんな間取り」の物件が良いのかどうかはまずはイメージすることが大切です。
■出せる金額「予算」はいくらまで?
いくらいい物件でも価格が数千万円だったらあきらかに自分が買うべき物件ではない。
逆に予算が5,000万円あるのに200万円の物件を一つだけだと利益も少ない。
■ほしい物件のタイプは?
初心者にとっては区分所有物件がおすすめです。
マンション丸ごとや一棟アパートはリスクが高くなります。
区分マンションでもワンルームなのかファミリータイプのマンションなのかで戦略も変わります。
■エリアはどこにするのか?
購入する物件のエリアを自分が住んでいる地域にするのか、それとも人が集まりそうな都心にするのかで物件の金額も違いますし、ターゲットも変わります。
購入前はある程度の条件を絞っておくことが大切です。
この記事では初めての不動産投資成功までの5つのステップについて書いていきたいと思います。
目次
不動産投資の5つのステップ
まずは物件探しから契約まで成功するための流れをざっと紹介します。
大切なのは物件をできるだけたくさん見ることが大切です。
「ステップ1」物件を探す
まずは物件情報収集から始めましょう。
当面の間はネット上でのリサーチだけでOKです。
使うサイトとしては
・国土交通省から指定を受けた不動産流通機構が運営している「レインズ」
・ポータルサイト「健美家」
・ポータルサイト「楽待」
といったサイトをまず見てみるとよいです。
この中でまずは「一棟アパート」「一棟マンション」「区分マンション」のどの分野にするかを決めて、最低でもサイト内で1,000件は物件を見てみましょう。
「ステップ2」物件を絞り込む
収集した物件の中から優秀なものだけに絞り込み、実際に見に行く物件を決める。
投資用の不動産ですので自分が住む目的ではありませんので、自分目線だけではなく客観的に判断できるようにしましょう。
「ステップ3」現地を調査
実際に物件を見に行ってみましょう。
投資物件の場合は人が住んでいる状態ですので、中を見る必要はありません。
見るポイントとしては物件の共用部分がきれいに保たれているかどうかや周辺の環境をチェックするだけでよいです。
「ステップ4」価格交渉する
物件が決まったら、価格の交渉は入れてみましょう。
価格交渉する際は「買付証明書」という書面を出すようにしましょう。
買付証明書があると購入の意思を売り手側に明確に伝えることができますので、重要です。
ただ、価格交渉といっても常識のある範囲で行わなければ応じてもらえないどころか印象が悪くなることもあります。
いい物件の場合は価格交渉に応じなくても自然に売れていく物件ですので、そんなに価格交渉してくるならほかの人に売るから結構ですという展開にもなりかねません。
「ステップ5」契約をする
価格が折り合ったら契約書を交わします。
ローンの利用する場合はまずは銀行などの金融機関に申し込みをしましょう。
ローンを利用する際は融資が下りれば契約成立で降りなければ「ローン特約」を行使してキャンセルしましょう。
ローン特約とはローンが通らなければキャンセルすることができるという特約のことです。
まとめ
この記事では初めての不動産投資成功までの5つのステップについて書いてきました。
不動産投資は物件選びが最も重要です。
安いだけの理由で購入して、入居が付かず家賃が入らなければ絵に描いた餅になってしまいますので、注意しましょう!!