実物資産と金融資産の大きな違いとは実物資産の場合は現物が存在するという事です。

株式や有価証券などは会社が倒産すればなくなってしまう可能性が高くなりますが、土地や貴金属などの実物資産はその価値は無価値になる事はないです。

金融資産である株式や有価証券などは価格の変動が激しいですが、実物資産は価格の変動も比較的に穏やかです。

近年は特に金融危機や世界情勢の変化により株式や為替が激しく変動していますが、実物資産は歴史的に見ても金融危機や世界情勢の変化にも強い傾向にありますので、投資に有効な安全資産と言えます。

安全資産と言われる実物資産でも投資商品ですので、リスクが全くないわけではないです。

不動産の場合は火災や地震などの天災のリスクがあり、金・プラチナ・銀などは盗難の危険性でさえあります。

この記事では実物資産と金融資産について説明していきます。

実物資産とは?

実物資産とは形があり、その物自体に価値ある資産の事です。

たとえば、不動産、金、プラチナなどの事をいい、さらに美術品も実物資産と言えます。

もの自体に一定の価値があるので、株式投資のように会社の倒産によって価値がなくなってしまう事はありません。

実物資産:実物資産とは形があり、その物自体に価値がある資産

・金

・不動産

・プラチナ

・美術品


金融資産とは?

実物資産とは異なり、その物自体に価値はなく、資産の価値を特定の期間が保証しているようなものを金融資産と言います。

代表的なものとしては預貯金、株式、有価証券、外貨預金、FX「外国為替証拠品取引」などがあります。

金融資産そのものに価値はありませんので、円やドルといった紙幣は国、株式は発行する企業がその価値を保証しています。

金融資産:金融資産とは特定の機関が貨幣低価値を保証している資産

・貯金

・国際

・株式

・外貨

代表的な実物資産とは?

代表的な実物資産の特徴はどういったものがあるのかどうか確認していきましょう。

■不動産

もっとも代表的な実物資産が不動産になります。

不動産が他の実物資産と比べて最も異なる点としては所有しているだけで家賃収入を得る事ができるという事です。

金やプラチナなどは所有していても収益を生んでくれることはなく、実物資産を売買する事により利益を出す事ができます。

■金(ゴールド)

金は少額の資金からでも積立投資ができる事から人気を集めております。

リーマンショックなどの世界経済の見通しが悪くなり通貨への信頼性が薄れていくと価値が保証されている金へお金「ゴールド」が集まる傾向にあります。

■プラチナ

プラチナは装飾品としての需要だけではなく工業製品の製造時にも利用されています。

景気の動向に価値が左右されやすく、金よりは価格変動リスクがあります。

実物資産に投資するメリット

実物資産に投資するメリットとは何でしょうか?

■インフレに強い

実物資産は価値あるものへの投資となりますので、インフレになってお金の価値が下がれば実物資産の価値が上がる事になります。

インフレ時にお金「現金」をそのままにしておくと価値が下がってしまいますが、実物資産に投資しておけば、価値が下がる事はありません。

■資産価値がある

実物資産はそのものに価値がある資産になります。

株式投資の場合、その株式を発行する企業が破綻してしまえば株式は無価値となります。

紙幣に関しても国の信用力がなくなれば、紙切れ同然です。

実物資産は特定期間の信用力が無くてもそれ自体が価値があるので、有事の時に実物資産が好まれるのも価値担保能力からです。

実物資産に投資するデメリット

実物資産への投資はメリットだけではありません、投資ですので当然、デメリット・リスクはあります。

■流動性が低い

株式や投資信託、債券などの金融資産の場合ですと、市場で換金しようとすればすぐに現金化する事が可能です。

実物資産の特に不動産の場合は換金するまで時間がかかります。

実物資産に投資をする場合はある程度、現金を残しておくことも大切なことです。

■収益を生みにくい

株式投資であれば配当金、預貯金や債券であれば利子を受け取る事ができますが、金やプラチナなどは所有しているだけでは利益を生みません。

実物資産の中で収益を得たいのであれば不動産投資が良いです。

不動産投資は所有しているだけで家賃収入という収益を生んでくれます。


まとめ

実物資産とは形があり、その物自体に価値ある資産の事で、実物資産とは異なり、その物自体に価値はなく、資産の価値を特定の期間が保証しているようなものを金融資産と言います。

実物資産の大きなメリットとしてはインフレに対応している部分で、現金を銀行に預けたままにしておくとどんどん資産価値は下がっていきますので、現金をすべて実物資産に変えましょうとは言いませんが、ある程度の現金は残したうえで、実物資産を資産形成の中に取り入れましょう。