賃貸マンションに住んでいると家賃はずっと払っていくものですが、払っていくとなんかもったいないなと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では持ち家の方がいいのか?それともこのまま賃貸で住み続けた方がよいのか?どっちがお得なのかについて説明していきます。
目次
持ち家を購入するにはどのくらい費用がかかるのか?
人生で大きな買い物の一つに住宅購入があります。
家が欲しいなと思って現金一括で購入できるのが理想ではありますが、現実的には資金の一部として頭金を用意して残りを住宅ローンを組んで支払っていくケースがほとんどです。
頭金の一般的な目安としては物件価格の3割と言われていますが、頭金は3割以上あるに越したことはありません。
3割のうちの1割は登記費用や引っ越し費用、不動産取得税などの諸経費にかかるものと思っておきましょう。
実際にかかる費用はどのくらい?
例)3,000万円の住宅を住宅ローンで購入する場合
融資手数料 32,400円
印紙税「ローン契約時」20,000円
ローン保証料618,000円
不動産登記費用100,000円
不動産仲介手数料3,000万円×3%+6万円=960,000円
合計 約1,730,400円
※利用する金融機関によって異なります
賃貸か?持ち家か?支払いを比較
住宅の価格を3,000万円として住宅ローンの支払い年数を35年間「固定金利1.62%」とした場合、結果的にどうなのかかかる費用を算出してみました。
■マンションを自宅として購入
初期費用約200万円
固定資産税:年10万円と仮定すると350万円
マンションの管理費・修繕積立金「月々2万円と仮定」:840万円
返済総額「利息を含む」:3932万4160円
総額:約5,322万4,160円
■賃貸マンションに住み続けた場合
引越し35年で8回した場合:400万円(一回当たり50万円)
更新手数料:35万円(一年更新1万円)
家賃:4,200万(月々10万円×35年)
総額:4,635万円
おおよその目安で計算してみましたが、賃貸で住み続ける方が支払っていくお金の総額は少なくなります。
住宅を買うよりも賃貸で住む方が支払う総額では少なくて済みますが、大きく違うのは賃貸の場合ですといくら家賃を払っていっても自分の名義になる事はないということです。
持ち家としての不動産の特徴を知っておきましょう
■マンションのメリット・デメリット
◇メリット
・同じ価格帯の一戸建てに比べると駅から近い事が多い
・耐震性、耐火性、防犯性に優れた物件が多い
◇デメリット
・リフォーム等を自由にすることができない
・共有部分の管理費・修繕積立金の負担がある
・ペットが飼えない場合が多い
・騒音で悩まされることがある
■一戸建てのメリット・デメリット
◇メリット
・自分の土地を持つことができる
・専用の庭を持つことができる
・ペットを飼う事ができる
・駐車スペースを作ることができれば駐車場代がかからない
◇デメリット
・メンテナンスの費用がかかる
・土地も自分のものの為、費用が割高になる
・駅前の土地が高いと駅から遠くに家を持たざるを得なくなる傾向がある
新築物件と中古物件の特徴は?
■新築物件のメリット・デメリット
◇メリット
・誰も住んだことのない家に住むことができる
・設備が最新式になっており充実している
・固定資産税の軽減措置や不動産所得税の控除が中古物件より有利な場合がある
・着工前だったら設備や間取りなどの希望を取り入れてもらえることもある
・法律上、物件を所有してから10年間の性能保証がついている
◇デメリット
・中古物件よりも購入価格が割高である
・建物が建つ前に購入する場合ですと実際、出来上がった状態を見ることができない
・建売住宅の場合は購入価格を抑えるために土地や建物面積が小さくなる
■中古物件のメリット・デメリット
◇メリット
・新築物件よりも購入価格が安い
・物件を自分自身の目で確かめて購入できる
◇デメリット
・入居後にリフォームやメンテナンスが必要になる場合がある
・10年間の性能保証はない
・築年数によっては住宅ローン控除を受けることができない場合がある
まとめ
持家?賃貸?費用的にはどっちがお得について説明してきました。
住宅を買って住む場合と賃貸物件に住み続ける場合は払っていく費用に関しては賃貸物件に住み続けたほうがお得になります。
費用的には少なくて済みますが、家賃を払い続けても自分のものにならないという部分がかなり大きな違いで
家族に資産を残してあげたいと考えるなら住宅は買った方がいいと思います。
住宅を買うか買わないかは費用面だけではなく総合的に判断しょう!!