上手に資産運用するには外貨取引で分散投資をするとよいです。
株式投資や投資信託などの国内での選択肢もありますが、海外投資は世界各国で同様に扱われていて日本にいながら投資することができます。
日本国内だけの投資商品ですと、政治や経済状況によって不安定になることもある増すので世界的な視点で国際分散投資をするとよいです。
海外には外国株式、外国債、海外投資信託など種類と選択肢は日本以上に豊富です。
海外投資を勧める理由としては
■海外の成長性に乗り資産を大きく増やすことができる
海外投資は今後の経済成長が見込める国や市場を選ぶことで大きな利益を狙うことができます。
例えばですが、多くの評論家がBRICSやASEANなどへの投資を推奨しています。
また海外にはアップル等の世界的に成長している企業もたくさんありますので、海外投資で資産を大きく増やすことが可能になります。
■資産を守ることができる
日本は借金が多い国です。
今後の経済成長の地帯や円の下落も考えられますが、海外に投資をしていれば日本にもしものことがあった場合でもリスクを回避することができます。
国内外への分散投資は資産を守る最善の方法です。
この記事では海外投資の利回り・利益は為替レートが影響するについて説明していきます。
目次
海外投資の利益は為替レートが影響する
資産を外国の通貨「外貨」に変えて運用する場合は代表的な金融商品として、外国預金、外国株式、FX取引の売買などがあります。
これらの商品を取引する際の共通点としては運用益に為替レートが影響する点です。
為替レートとは種類が異なる通貨を交換するときの取引価格のことで、為替レートはその時々の相場で変動しています。
ある日、円が1ドル=100円でも、別に日には101円になったり、また別の日には99円であったり国際間の経済の動向によって為替レートは絶えず変動しています。
外貨建て商品はこの為替レートの変動によって影響を受けます。
為替レートでFX取引(外国為替証拠金取引)をした場合
為替レートを使って、外国通貨の取引で資金を運用する「FX取引(外国為替証拠金取引)」を例にすると、FXで1ドル=100円の時に100万円分の米ドルを買うと手持ちの資産は10,000ドルになります。
これを1ドル=110円の時に円に戻すと10,000ドル×110円=1,100,000円になります。
この時に手数料は含まれていませんが、利益としては100,000円得たという事になります。
外国預金で利息を受け取ったり、外国株式で売却益や配当を受け取る場合は為替レートは運用益に間接的に影響します。
為替レートってどうやって決まる?
為替レートはどのように決まるのかというと基本的な仕組みとしては株式の売買などと同じで、買い手と売り手がある需要と供給のバランスによって価格が決まるという事です。
例えば現在、レートが1ドル=100円でアメリカの経済状況が好転しているとしますと、アメリカの企業と取引したいと思う世界の企業が増えますが、この時に取引するには米ドルが必要となります。
その結果、米ドルを持ちたいと考える人が増えて1ドルのレートは上がっていきドル高になります。
反対にアメリカの経済が頭打ちとなった場合は世界の企業が米ドルを売りたいと考えます。
そうしますと、米ドルを売って別の通貨を買う人が増えます。
その時ヨーロッパの景気が良ければ、ユーロに替えたいと思う人が増えて、その結果ドルのレートは下がり(ドル安)、円やユーロのレートが上がります。
需給バランスに影響する要因は経済状態の他にもある
もちろん需給バランスに影響する要因は経済状態の他にもたくさんあります。
そのため、外貨建て商品を取引する場合は世界で何が起こっているか、どの国が伸びているのか、その結果各国の通貨がいくらで取引されているのか、こういった点に注目することが大切です。
また、外貨建て商品は外貨で取引しますが、最終的には円に戻して使う人は多いので、円高・円安についても正しく理解しておくことが大切です。
取引するたびに為替手数料が発生
資産を外国の通貨(外貨)に変えて、運用する場合は、外国預金、FX取引、外国株などの売買があります。
これらの商品の取引は絶えず、(為替レート)の影響を受けて、為替取引のたびに「為替手数料」が発生することをおさえておいた方がいいです。
まとめ
この記事では海外投資の利回り・利益は為替レートが影響するについて説明してきました。
為替レートとは種類が異なる通貨を交換するときの取引価格のことで、為替レートはその時々の相場で変動していくという事です。
外国預金で利息を受け取ったり、外国株式で売却益や配当を受け取る場合は為替レートは運用益に間接的に影響することを覚えておきましょう。