結婚してから夫婦二人しかいないときはあまり気づかないのですが、子供が一人、二人と増えてくると、手頃な賃貸物件があまりないというのが現状です。
その為、住宅を購入するパターンも多くなります。
住宅を購入するのであれば、住宅ローンについてもきちんとした知識を持っておく必要があります。
住宅ローンは現在5,000~6,000種類もあるため、すべて検討して選ぶことはとても不可能です。
そんなにたくさん種類があるのにどうやって探せばいいのでしょうか?
実は住宅ローンには4つの種類に分けることができるんです。
この4つの特徴さえ理解してしまえば、自分に合った住宅ローンを見極めることができるということです。
ポイントとしては
・元利均等返済
・元金均等返済
・変動金利
・固定金利
の違いです。
どの方法が一番お得かはだれも予測できません。
これは将来の金利の動き次第の為、誰も予測はできないのです。
この記事では住宅ローン選びの重要ポイントについて説明していきます。
目次
いくら借りれるか?よりもいくらなら返していけるか?
住宅ローンを検討する際に「今の自分はいくら借りることができるのか?」と考えると思います。
しかし、考えなければならないのはいくら借りれるか?よりもいくらなら返していけるか?です。
最近、住宅ローン難民が増えているのが現状です。
住宅ローンの返済ができなくなりローンの肩代わりとして住宅を差し押さえられてしまうわけです。
住宅ローンは最長で35年間も支払い続ける長い付き合いの金融商品です。
その間にどんなことが起こるかどうかわからないです。
住宅はリスク資産でもありますので、売りたいときにすぐに売れるというものではありません。
見通しを甘く考えず、厳しい予測をしてローン計画を立てるようにしましょう。
想定できるリスクを考えよう
仮に現在の年収が高く、銀行が5,000万円融資してくれることになったとします。
今の年収なら月々15万の返済でもできるはずと予測して住宅を購入した場合は
突然事故にあうかも・・・
突然病気になるかも・・・
リストラされるかも・・・
会社が倒産するかも・・・
といったリスクについては想定して検討しましょう。
全期間固定型の代表的な住宅ローン「フラット35」
「フラット35」は全期間固定型の代表的な住宅ローンです。
住宅金融支援機構と民間金融機関の提携によるもので、銀行のほかにも信用金庫や労働金庫、などの多くの金融機関が窓口になっています。
金利は金融機関ごとに決められて、さらに「返済期間」「融資率」「借入手数料」などによって異なるので1%前後から2%前後と幅はあります。
変動型、固定期間選択型が中心の「民間ローン」
銀行をはじめ信用金庫、労働金庫など民間の金融機関の住宅ローンです。
金利タイプとしては「変動型」と「固定期間選択型」が多いですが、「全期間固定型」を用意する銀行もあります。
金利は金融機関によって異なりますが、店頭金利よりも金利を下げるサービスのところもあります。
実際に適用されるのは引き渡し時の金利であることに注意が必要です。
不動産会社の「提携ローン」
不動産会社と民間金融機関の提携による住宅ローンです。
不動産会社が窓口になるのでローンの審査や借入の手続きは進めやすいです。
物件独自の提携ローンを用意するケースも多く、金利引き下げ幅を大きくしたり、価格の100%まで融資可能にするなどの条件が良いものもあります。
投資用不動産を購入する際は価格の100%まで融資する事が可能な提携ローンを利用すると良いです。
まとめ
この記事では住宅ローン選びの重要ポイントについて説明してきました。
考えなければならないのはいくら借りれるか?よりもいくらなら返していけるか?です。
住宅ローンとは長い間付き合っていくものですので、様々なリスクについて考えた上で、検討しましょう。