投資とは利益を得るために事業などに資金を投下することになりますが、投資の中の株式投資は1553年にイギリスで設立された合資会社「ロシア会社」で始まり1602年にオランダで設立された「東インド会社」によって本格的に活用されてヨーロッパに広がっていきました。

当時のヨーロッパは大航海時代で、世界との貿易で富を求めるために航海に出たわけですが、失敗するケースも多かったため、資金繰りの一環として周囲から資金を募っていました。

私たちの周りにも投資を募る様々なものがあります。

例えば一口馬主等も高価なサラブレット「競走馬」をみんなで購入して調教費などをみんなで分散して獲得賞金を分けあるというスタイルです。

東インド会社にも一口馬主のように投資家が事業や設備にお金を出して、その見返りとして利益の一部を分配していました。

投資は様々なものがありますが、投資には「リターン」「リスク」が必ずあります。

この記事では投資の楽しさリターンとリスクについて説明していきます。

リスクとリターンは表裏一体

投資で必ず耳にする言葉としてリスクとリターンがありますが

リターン=投資で得られる利益

リスク=リターンの振れ幅

リスク=マイナスイメージというわけではないです。

リターンとリスクは切っても切れない関係で大きな収益を期待できる投資であればあるほど、リスクは大きくなります。

例えば、預金は「ローリスク・ローリターン」で株式投資は利益や元本保証はないですが、その分リターンを見込めるので「ハイリスク・ハイリターン」の商品と言えます。

投資においてはこのリターンとリスクの関係性を十分に理解したうえで、自分のライフスタイルに合う投資を選ぶことが重要です。

 

 

投資のリターンとは?

投資をして得られる利益をリターンといいます。

リターンにはキャピタルゲインとインカムゲインがあります。

キャピタルゲインとは

所有する資産の価値が上がった時に売却し、それによって得る利益の事を言います。

この資産には不動産(土地、建物)、株式や債券などの有価証券、外国為替で得た利益などがあります。

他にも貴金属やゴルフ会員権などもこの資産に含まれます。

株式など価格が変動する投資商品を安く購入して価格が上がった時に売却した時の利益はキャピタルゲインと呼び価格が下がった時に売却して損失を出した場合をキャピタルロスと呼びます。

このキャピタルゲインの特徴としては大きく利益を見込める事です。

インカムゲインとは

資産を所有し続けることにより得られる安定した現金収入の事を言います。

不動産投資でいいますと家賃収入がインカムゲインです。

家賃収入以外でも銀行の金利、債券の利息、株式投資の配当金、投資信託の分配金などがインカムゲインとなります。

特徴としては安定性はありますが、キャピタルゲインのように1回の利益は大きくありません。

投資に影響する人間心理

あらかじめ利息が決められたノーリスクの商品の預金とは違い、例えば株式投資の場合、利益を出した企業の株価が必ずしも上昇するというわけではありません。

投資市場における金融商品は業績より銘柄の人気によってその価値が示されますので、業績が良いから株価が上がり続けるのではありません。

そこに介在するのが人間の心理であり、その代表的なものとして「プロスペクト理論」があります。

プロスペクト理論は不確実な状況における人の意思決定モデルの一つで利益や損失を伴う選択を求められたとき人はどのように意思決定しがちなのかを示した理論です。

この理論から導き出された投資における心理としては「勝つことの喜びよりも負けることを嫌い、知らず知らずのうちにリスクをとってしまう」傾向にあるということです。

例えば、株価が上がり続けているときに、もうそろそろ下がるのではないかと早め早めに利益を確定させる傾向(少ないリターン)、その一方で買った株価が下がり続けると、再び上昇するのではないかとズルズルと持ち続ける(大きなリスク)傾向です。

この心理傾向が強い人は小さな負けを認めず、結局大きな負債を抱え込む危険性があります。

 

プロスペクト理論に当てはまる?当てはまらない?

プロスペクト理論に当てはまるでしょうか。

2つの問題がありますので、確かめてみてください。

問題①

選べるとしたらどちらを選びますか?

A:無条件で100万円もらえる。

B:55%の確率で、100万円もらえるが、45%の確率で1円ももらえない。

 

問題②

選ばなくてはならない場合、どちらを選びますか?

C:無条件で50万円損する。

D:55%の確率で100万円の損失になるが、45%の確率で損失が0円になる。

 

 

プロスペクト理論にはまりやすい人はAとDを選ぶ傾向にあります。

利益が確定している状態だと損することに過大に怖がる割に(100万円をもらえる期待値のほうが高いのに、0円になる確率が45%もあると考えて、Aで50万円の利益を確定させる)

損が確定していると、確率が悪いのに挑戦したがる(Dでは、損失100蔓延の確率は55%だが、確率の低い45%でチャラになる方を選んでしまう)傾向にあると言われています。

AとDを選んだ方は気を付けましょう。

 

まとめ

投資の楽しさリターンとリスクについて説明してきました。

ノーリスクハイリターンの投資商品というのはこの世の中に存在しません。

リターンとリスクは表裏一体ですので、2つのバランスを考慮して投資しましょう。