先行き不透明なこの時代、何かしないといけないと分かっていてもリスクはとりたくないという方も多いと思います。
最近では投資を始めようと考えられる方が増えています。
世の中には様々な投資商品があり、リスクも様々です。
投資には必ずリスクがついてきますが、そのリスクをローリスクと感じるかハイリスクと感じるかは人それぞれではあると思います。
投資で必ず耳にする言葉としてリスクとリターンがありますが
リターン=投資で得られる利益
リスク=リターンの振れ幅
リスク=マイナスイメージというわけではないです。
リターンとリスクは切っても切れない関係で大きな収益を期待できる投資であればあるほど、リスクは大きくなります。
例えば、預金は「ローリスク・ローリターン」で株式投資は利益や元本保証はないですが、その分リターンを見込めるので「ハイリスク・ハイリターン」の商品と言えます。
投資においてはこのリターンとリスクの関係性を十分に理解したうえで、自分のライフスタイルに合う投資を選ぶことが重要です。
この記事ではローリスクの投資について書いていきたいと思います。
ローリスクで投資をするのであれば気を付けておきたい事
投資とは金融商品の売買や保有する事により得られる配当などで収益をあげる事を目的としています。
投資対象となるのは株式投資や投資信託、FX、債券など様々な種類があります。
どんな投資対象の商品に投資する場合は、投資商品には必ずリスクもある事を意識しましょう。
その為、来年使う予定のあるお金を投資に回してしまうといざ、必要な時に不足していることだってあります。
ですので、来年使う旅行のお金、3年後に子供の入学金といった、比較的に近い時期に必要なお金は投資に回すのではなく
元本保証がある銀行預金として保有しておいた方が良いです。
逆に、当分使う必要のないお金や老後資金として利用したいと思っているお金は長期間、投資に回す事ができますので、そういったお金は長期投資として将来の為に役立てましょう。
投資の計画をしっかり立てる
自分がどの程度の期間で投資したいのかという、投資スパンを決める事も大事です。
投資の成果をいつ、どんなタイミングで、どのくらい得たいのかという点をはっきりさせておくことが投資スパンを決める前提となります。
株価や為替などの投資対象の値動きを常時チェックして早い段階で結果を出したいのであれば、短期投資向きです。
これから大きく値上がりしそうな投資対象を見つけて、1年~2年でリターンを得たいのであれば中期投資向きです。
頻繁に投資情報をチェックするのが難しければ、長期投資がいいです。
代表的な投資の種類
■預金
銀行などに現金を預ける預金も金利というリターンを得る事ができますので資産運用の一つです。
預けたお金(元本)自体は保証されるのでリスクはほぼなく誰もが取り組みやすい商品です。
しかし、リターンに関してですが、金利はメガバンク(みずほ銀行、りそな銀行、三菱東京UFJ銀行等)の金利を見てみても0.001%ですのでほぼ増えません。
ローリスクな投資ですが、リターンがほとんどないです。
どうしても預金でローリスクで投資をしたいという方におすすめなのはiDeCoです。
iDeCoについては
の記事をどうぞ。
■外貨預金
ドルやユーロなどの外貨の預金です。日本国内の預金ではありえない高い金利を受け取る事ができますので、リターンは少しだけ高めです。
ただ為替のレートによって損失が発生することもあり元本割れするリスクもあります。手数料も高く円から外貨、外貨から円に両替する際に毎回手数料発生します。
ローリスクな投資というよりハイリスクな投資といえます。
■個人向け国債
国が発行している債券(借金)で購入すると利息が支払われます。満期というものがあり3年、5年、10年で満期を迎えると額面の金額が戻ってきます。
国が発行している為、元本割れしにくいのでリスクは低いですが、銀行預金とほぼ利息が変わらないのでほぼ増えません。
ローリスクな投資ですが、リターンがあまりないです。
■株式投資
企業が発行する株式を価格が安い時に購入し、価格が高くなった時に売却しその差額の利益を狙う投資方法です。
一見すると買って売って利益を受け取るというシンプルな内容には見えますが、様々な投資指標や投資手法がありかなりの知識が無ければ勝つことはできません。
大きな損失を被ることもありますし、株主となっている会社が倒産してしまうと株式はただの紙くずになります。
ローリスクな投資ではなくハイリスクな投資です。
株式投資については
の記事でもご紹介しています。
■投資信託
株式投資ですと自分自身で会社の銘柄を選び利益を出す方法になりますが、投資信託は資産運用のプロが投資したお金を運用してくれます。
利益に応じて投資した方に分配します。資産運用初心者の方にとっては株式の銘柄を選ぶ事も必要ないので知識が無くても始める事ができます。
株式投資の場合は銘柄によりますが、100万円程度の資金の準備が必要だったりしますが、投資信託は少額の資金からスタート可能です。
いくら資産運用のプロに任せているといえども市場が落ち込めば大きな損が出る可能性もあります。
詳しくは
の記事をどうぞ。
■FX取引(外国為替取引)
様々な国の通貨(円、ドル、ユーロ等)を売買により利益を得る投資方法です。
FX取引の特徴としてはレバレッジというものをかける事ができます。これは簡単にいいますと、自己資金が100万円の方でも1000万円までの取引ができるという事です。
うまくいけばレバレッジをかけた分大きな利益になりうまくいかなかった場合は大きな損失となります。
ハイリスクな投資ですのでローリスクな投資を選びたい方には向いていないです。
■不動産投資
不動産を購入し人に貸して家賃収入を得たり、売買することにより利益を上げる投資方法です。毎月安定した家賃収入が得る事ができます。
不動産は現物資産の為、インフレーション(物の値段が上がる事)になったとしても連動して価格が上がったり家賃も上がります。
ただ空室リスクというものは必ずあり人が住まない事には家賃は一切入ってきません。
不動産投資の中でローリスクな投資
不動産投資にもいろいろな種類のものがあります。
アパート経営や一棟マンション経営も不動産投資ですが、不動産投資の中でもハイリスクなものとローリスクなものがあります。
不動産投資の中でもローリスクな投資といったら一部屋だけの不動産オーナーになるワンルームマンション経営です。
アパートや一棟マンションは購入するとなると価格が大きいのでその分リスクが大きくなります。
例えば福岡のワンルームマンションの場合ですと中古であれば都心部でも500万円前後で購入することが可能です。
もちろん現金で購入するわけではなくローンを使って購入するわけですが、支払は入居者の家賃収入でおこないますので財布からお金が出ていくわけではないです。
物件も都心部の誰が見ても入居がつくような物件を購入さえできれば安定的に家賃が見込めますし、仮に空室になった時の手出しもそんなに多くないです。
空室の期間も都心部の物件であれば需要がありますので、すぐに解消することが可能です。
感覚としては生命保険の積み立てをできる人であれば問題なくローリスクで取り組めます。
の記事でもおすすめする理由について書いています。
まとめ
この記事ではローリスクの投資について書いていきたいと思います。
とにかくローリスクで投資をしたいのであれば銀行などに預けるのがいいかもしれませんが、お金は増えませんし、現金はインフレに弱いというリスクもあります。
投資を始めるのであれば必ずリスクは必ずついてきますので、リスクの部分をしっかり理解して自分にとって許容範囲なのかどうかでよく考えて取り組むといいと思います。