最近ではネット生命保険や保険ショップで生命保険の見直しをする方が増えています。

国税庁の「平成28年 民間給与実態統計調査結果」によりますと民間企業で働くサラリーマン、パート従業員の平成28年の平均年収は420万だそうです。

過去のデータを見てみると平成18年分が434万円で平成19年分が437万円となっており、ここ十年間は400前後の平均年収が続いています。

景気がなかなか良くならない中で今後、確実に起こるである事がわかっているのは増税や社会保険料のアップなどです。

平均年収がなかなか上がらないのに税金などの天引きされるものはどんどん増えていくという厳しい状態です。

そんな中で生命保険は一般のサラリーマンの家庭にとっては住宅の次に高い買い物と言われています。

節約するものを考えた場合に一番効果的なのは毎月支払う固定費を見直す事です。

ただ、注意したいのが保険料は見直したので安くなったが保障が全然足りなくて後々後悔する事もあります。

この記事では保険ショップで保険の見直しをする際に注意したい事について書いていきたいと思います。

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目次

生命保険業界の現状

ここ10年の間で生命保険会社は10社以上も増えています。

会社が増えているという事は当然、商品も増えています。

商品数でいうと何百という種類になりますので、コンサルティングを受ける際にはかなりの幅広い知識を持った人でないと的確なアドバイスをする事は不可能です。

生命保険会社の営業職員と生命保険代理店数を生保協会の生命保険の動向のデータを見るとわかりますが、約15年の間に保険会社の営業職員数は3分の2になっており代理店の職員に関しては約6倍上になっています。

要因としては規制緩和により銀行や証券会社などの他業種でも販売ができる事になった事と保険ショップの躍進が挙げられます。

保険を相談できる窓口の保険ショップとは?

ショッピングモールや街中で見かける保険を相談する窓口である保険ショップというのはどういったものなんでしょうか?

保険に加入する場合は1社の保険会社の担当者にその保険会社の商品の中からその人に合った商品を提案してもらうのが通常です。

保険ショップの場合は多くの保険会社・保険商品の中から保険選びをしてもらう事が出来ます。

別の保険会社の商品をウェブで調べて比較したりする手間が省けるというのが大きなメリットです。

保険ショップのデメリット【担当者のスキルのばらつき】

保険ショップには経験豊かな担当者もいますが、業界自体が初めての新人担当者もいます。

その為、知識や経験の差によって保険選びに差が出てくることもあります。

担当者が自分にとって合わないなと感じたら変更する事もできます。

この時に担当者に悪いからといって変更せずにそのまま任してしまうと結果的に後悔する事になります。

生命保険は高額な商品ですので担当者に悪いなどと考えないようにしましょう。

保険ショップのデメリット【保険ショップにとって有利な商品を提案】

保険ショップは複数の会社の商品を扱っている為、今月はどの保険会社の契約をいくら以上という目標を掲げている場合もあります。

代理店契約をする際にノルマを課されている事もあるわけです。

提案されるがまま契約するのではなくしっかりと自分自身で比較して検討する事が大切です。

保険を見直すときに最も大切なこと

保険の見直しを検討する場合は特に現在の保険を解約して新規に加入するときなどは注意が必要です。

新しく保険に加入するときは健康状態についての告知や医師の診断が必要となります。

以前保険を加入したときは健康であった人でも年齢を重ねるごとに体は衰えていきますので、審査結果によっては保険に加入できないということも十分に考えられます。

また、保険料は加入時の年齢によって高くなりますので、新規に保険に加入する保険料を安くするためには一般的に保障内容を下げなければなりませんので、必要な保障が得られなくなる危険性もあります。

まとめ

保険ショップで保険の見直しをする際に注意したい事について書いていきました。

生命保険に加入する際に失敗が最も多いのは保険屋さんに言われるまま加入してしまう場合です。

内容がよくわからないまま契約をしてしまっているので現状の自分に全くあっていない場合があります。

例えば、独身で家族への保障がそんなに必要ないのに扶養家族を多く持つ40代男性と同等の数千万円の定期保険に加入していることもあります。

独身、既婚、子供、年齢、いろんな条件によって必要な保険と必要でない保険がありますので、現在の自分自身にとってどんな保険が必要なのかを今一考えた方が良いです。
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