相続はタブー視されがちですがかなり重要な話であることは間違いありません。

ドラマの中の事とは思わず正確な知識をつける必要があります。

相続の問題は大きく分けて

・遺産をどのように相続するか

・相続時に発生する税金

この二点で、遺産相続と相続税についてが問題となります。

財務省の資料によりますと相続税の一人当たりの納税額はなんと2,700万円です。

とはいっても実は相続税を支払わなくてはいけないケースは全体の4.2%しかないのです。

なぜなら相続税の基礎控除がとても大きいからです。

もちろん財産には現金預金以外に不動産「土地・建物」も含まれるので土地などの値段によっては安心できない場合もありますので注意が必要です。

この記事では遺産がなくても相続はもめる事が多いことについて説明していきます。

 

この記事の内容

1.お金がなくても相続はもめる

2.相続税ってどうやって計算されるの?

3.1,000万円以下の遺産で争う件数が3割超

4.相続財産が実家一軒でももめる

5.遺産分割でもめるとデメリットが生じる

6.まとめ

 

お金がなくても相続はもめる

亡くなった人がいる以上、残された財産は誰かが相続しなくてはいけません。

この話をすると「うちの家はそんなに財産がないからもめることはありません」という人がいるんですがそんなことはありません。

お金がなくても、分ける財産が少ないほど、相続はもめるケースが多いです。

身内同士で争うことはあまり気持ちがいいものではありませんが、身内だからこそ争いだすとひくに引けないということもあります。

争いを回避する方法としては遺言書を書いておくことも最近では多いです。

相続税ってどうやって計算されるの?

まず相続税の基礎控除額の計算方法というのが

3,000万円+600万円×法定相続人の数=相続税の基礎控除額

この基礎控除があるので最低でも相続人一人いたとしますと3,600万円を

超える遺産でなければ相続税はかからないという事になります。

1,000万円以下の遺産で争う件数が3割超

最高裁判所の司法統計年報によりますと、相続分割事件の全体で相続税が全くかからないはずのない、遺産分割でもめている件数が全体の76.5%を占めています。

驚くことに1,000万円以下の遺産で争う件数が3割を超えています。

300万円の現金の分け方でも、一歩間違えると「訴訟」に発展する事もありえます。

相続財産が実家一軒でももめる

相続財産が実家一軒のみの場合でも相続で争いになる可能性があります。

理由としては不動産の場合ですと、分けようにも分けれない遺産であるという事です。

例えば離れて住む長男と実家に住む長女に相続財産を残す場合ですが、長男には「遺留分」といって法定相続人にたいして民法が認めている最低限の遺産継承分を請求できます。

実際に相続となった場合に長男が自分の分の財産を主張した場合、5,000万円の評価の家ですと1,250万円ほど長男に現金で支払わなくてはなりませんが、そんなお金がない場合は住み慣れた実家を売りに出して現金化する事になるわけですが、売りに出しなくないといった長女の意見なども出始めてそうこうしているうちに身内で争う事になります。

遺産分割でもめるとデメリットが生じる

遺産分割でもめてしまうと様々なデメリットが生じます。

・預貯金がおろせない、財産の有効利用がしにくくなる

・相続税の控除が使えないので、納付税額が増える

・相続税の為不動産の売却、建て替えや修繕ができない

・家庭裁判所における調停の長期化による弁護士費用の発生

これら原因として結果的に全員が損してしまう事になります。

まとめ

遺産がなくても相続はもめる事が多い理由について説明してきました。

相続のトラブルはお金だけではありません。

親・兄弟の気持ちが大切です。

「私は大切にされなかった」という思いが、家族同士での争いに発展する事がありますので、お互いの気持ちを伝えあう事が大切です。