収入保障保険は保険会社間の競争が激しいです。
その為、各社特色ある商品を出して差別化を図ろうとしています。
収入保障保険は死亡時に支払われる保険のイメージが強いですが、死亡時以外にも保険金が支払われるものもあります。
この記事では死亡時以外に保険金が支払われる収入保障保険について書いていきたいと思います。
目次
収入保障保険の役割
もし一家の大黒柱が死亡してしまった事を考えた場合、収入が途絶えてしまいますのでとても不安になります。
その万が一の時に備えるものとして残された遺族に対して保険適応期間終了までに毎月、もしくは一時金で保険金が支給される仕組みが収入保障保険です。
三大疾病になった時に支払われる収入保障保険
収入保障保険は支払期間が保険期間終了するまでのものと三大疾病になった以降一定の期間のものと2通りあります。
保険期間終了まで年金が支払われるものは、がん、脳卒中、心筋梗塞になった以降、生存している限り年金が支払われますが、死亡してしまったらその時点で支払いは終了します。
三大疾病になった後、一定の期間だけ保険金が支払われるものにはそれ自体単独でできるものの他、通常の収入保障保険に特約などの形で付加できるものがあります。
保険金を支払う為の要件には各社違いがありますので、内容をよく見て確認する必要があります。
団体信用生命保険の内容も確認が必要
住宅ローンの借入時に加入する団体信用生命保険「団信」にも最近では三大疾病、五大疾病などになった時にローンの返済が不要となる商品も出ています。
がん、脳卒中、心筋梗塞などになった以降住宅ローンの返済がなくなりますので、どんな内容になっているのか十分に確認しておいたほうが良いです。
障害状態や介護状態になった時に支払われる収入保障保険もある
一定の障害状態になったときに年金が支払われる収入保障保険もあります。
保険会社によっては障害1級が支払い要件や障害4級が支払い要件というものもあり、支払われる期間も三大疾病の保険と同様、保険期間を通してのものや一定期間に限定したものがあります。
他にも介護状態になった時に年金が支払われるものあもあり、一般的に公的介護保険の適用を受ける40歳以降での発症が対象になります。
死亡保障以外の保障については会社員の人にはそれほど必要はないかもしれませんが、自営業の方は仕事内容によっては検討する必要があるかもしれません。
死亡時以外に保険金が支払われる保険商品を比較
死亡時以外に保険金が支払われる保険商品を生命保険会社ごとに比較してみましょう。
■三井住友海上あいおい生命
商品名:総合収入保障保険
支払事由:障害等級1級、要介護2以上、障害等級2級まで保障するタイプもある
■損保ジャパン日本興和ひまわり生命
商品名:就労不能保障特約、メンタル疾患付き七大疾病保障特約
支払事由:障害等級1級または2級
■損保ジャパン日本興和ひまわり生命
商品名:メンタル疾患付き七大疾病保障特約
支払事由:所定のメンタル疾病により60日以上継続入院、七大疾病により所定の事由
■チューリッヒ生命
商品名:ストレス性疾病保障付き就業不能保障特約
支払事由:所定のメンタル疾病により60日以上継続入院、三大疾病などで所定の状態が60日以上継続
■ソニー生命
商品名:三大疾病収入保障保険
支払事由:三大疾病
■東京海上日動あんしん生命
商品名:5疾病・障害・重度介護家計保障特約
支払事由:重度5疾病、重度介護
■アクサ生命
商品名:がん収入保障保険
支払事由:がん
■FWD富士生命
商品名:生活支援特則
まとめ
この記事では死亡時以外に保険金が支払われる収入保障保険について書いてきました。
収入保障保険には死亡時以外に保険金が支払われる保険もありますので、よく内容を理解して契約するようにしましょう。