お金を貯めたいけど、なかなかたまらないという人は多いのではないでしょうか?
老後に必要なお金が不足していると騒がれている中で、お金を貯めないいけないとなんとなくわかっているけど、うまくいかない。
この記事ではお金が貯まらない人向けの貯金の方法について書いていきたいと思います。
目次
人生にはお金の貯めるタイミングは3度訪れる
人生には「貯める時」と「使い時」があります。
貯める時とはお金を貯めるにはいい条件が揃っている時期で、この時にはできるだけお金を貯めておきたいところです。
使い時にはいろいろな支出が重なり、お金を貯めようと思ってもなかなか貯まらない、それどころか貯金を切り崩しながら生活をするかもしれない時期です。
これから結婚して子供を産み、育て、退職して、というライフプランを持っている人であればお金を貯める時と2度の使い時がやってきます。
就職から結婚するまではお金を貯めるタイミング
1度の貯め時は就職してから結婚するまでです。
近年の就職難によりこの1度目の貯め時すらない人もいますが、就職したらまず貯め時であると認識を持ちましょう。
新入社員の頃はまだ給与も安いですが、家計は一人分だけで済みますので、自分次第でお金を貯めることができます。
また最近は親元で暮らしながら働く若者も増えているようです。
これなら給与が安くてもまとまった貯金ができます。
結婚してから子供の教育費がかかるまではお金を貯めるタイミング
2度目の貯め時は結婚してから子供の教育費がかかるまでです。
子供が生まれるまではと共働きする夫婦が増えています。
1人よりも2人で稼ぐほうがお金は貯まりやすいのは間違いないです。
子供が生まれると妻が働けなくなることも考えられます。
でも、子供が小学生くらいまではそれほど養育費がかかりませんし、教育費にも大きな金額はかかりません。
妻が働けなければ貯金のペースは確実に落ちますが、貯めようと思えば貯められる時期です。
1度目のお金の使い時は子供の教育費がかかるタイミング
2度目の貯め時の後に1度目の使い時がきます。
子供の教育費がかかるようになれば一気にお金を貯めることができなくなります。
この頃には子供が大きくなっており「子供部屋がほしい」と言い始めるでしょうからマイホームを購入している可能性が高いです。
すると住宅ローンと教育費のダブルの負担が家計にのしかかります。
この頃までに収入が大幅にアップしていれば引き続きちょきんができるかもしれないですが、現在は手取り収入がなかなか伸びない時代ですので、貯金するどころか貯金を切り崩す可能性が高いです。
そして、何とかやりくりして子供を独立させればやっと1度目の使い時は終了です。
人生最後のお金を貯めるタイミング
そして、人生最後の貯め時がやってきます。
こどもが独立してから、退職するまでが最後の貯め時になります。
この期間が何年あるかが老後資金を貯めれるかどうかを決めるポイントとなります。
晩婚化で最後の貯め時も消滅の危機
若いうちから老後不安という人は多いです。
この3度目の貯め時にお金をしっかり貯める事ができれば老後資金の問題は多くの場合で解決できます。
ただ、その為には高年齢期にもしっかりと稼げてできるだけ長く働けることが必要です。
また、子供が早く独立してくれれば、なお理想的です。
20歳で子供を産めば40代には子供が独立しますので、3度目の貯め時が20年近くもあり、老後資金は心配ないはずです。
ところが、最近は晩婚化かつ高齢出産化で退職前後になってやっと子供が独立しするというケースが増えています。
その為、3度目の貯め時が短期化してしまい、まったくないという人も少なくありません。
さらに子供が学校を卒業してやっと独立してくれると思ったら子供が就職できないというケースも増えていますので、3度目の貯め時が消滅してしまうこともあります。
最後の使い時が来ることを常に意識する事が大切
最後の使い時、年金だけでは老後の生活費が足りないという結果になり、貯金を切り崩しながらの生活になりがちです。
退職後の生活に備えて貯め時にしっかりと貯めておくことが重要です。
もしも3度目の貯め時が心配であれば1度目、2度目の貯め時でしっかりと貯めて使い時でもしっかりと貯金をキープすればいいわけです。
貯め時はお金に余裕がある時期ですので、余裕のある生活を送りたくなります。
人生を俯瞰して使い時の存在を意識すればお金を使えるから使うという事はなくなるはずです。
こうした人生の貯め時、使い時を意識するだけでも家計管理への意識は大きく変わるはずです。
まとめ
この記事ではお金が貯まらない人向けの貯金の方法について書いてきました。
長い人生の中で、誰にでもお金を貯めるタイミングとお金を使うタイミングがやってきます。
貯金をうまくいかせるにはタイミングを把握しておく事がとても重要です。