生命保険に入る際にどの保険が一番自分に合っているかって
分からない方が多いと思います。
保険料って毎月発生しますし、入った保険が今の自分に合っていなければ
もったいないですよね。
生命保険は世帯別に重視する保障が変わってきます。
この記事では生命保険の選び方について世帯別で説明していきます。
目次
加入する生命保険は家族構成や考え方で違ってくる
生命保険というのはネットで調べて人気だったからこれに入ったとか保険の営業に
勧められるまま入るものではありません。
家族構成や自分自身の考え方によって必要な保険は変わってきます。
保険は必ず入らないといけないものではないです。
お金が使い切れないほどあるのであれば、万が一の事があっても何とかなるものです。
ただ、そんなお金があり舞っている方というのは一部の人たちだと思います。
生命保険は万が一の事があった時に備えるものであり、その為に生命保険の加入者同士で
お金を出し合って助け合うという互助会の精神で成り立っています。
ただ、最近は必要ではない生命保険に入っているケースも多くて、今の生活を圧迫している
ケースも多いです。
会社員の方が毎月給与から払っている社会保険料も実は保険です。
日本の社会保障制度は充実しているのである程度の保障はカバーできます。
社会保険料を払っている分と同じ保障内容の保険に入ってももったいないですよね?
社会保障制度を理解したうえで生命保険を検討する事も大切なことです。
独身の方の保険の選び方
社会人になってから生命保険に入るケースが多いですが、入ったきっかけは
会社の先輩から勧められてとか親などから勧められてという事があると思います。
なんとなく生命保険は大事なんだろうなという感じで入ったという方もいらっしゃるでしょう。
その保険の内容が大きな死亡保障が付いている保険ですと注意が必要です。
死亡保障というのは結婚していて子供がいる場合に残された家族が路頭に迷わない為の保障です。
独身の方は家族はいないですから、そんなに大きな死亡保障は必要ないと思います。
■医療保険をまず考えましょう
独身の方が重視するのは医療保障です。
働き出して間もないころはあまりお金が貯まっていないと思います。
そんな時に入院などすると治療費が必要となってきます。
ある程度、社会保険でカバーは出来ますが、入院した場合に備えておくと安心です。
医療保険にもたくさん種類がありますが、掛け捨ての医療保険ですと保険料が安めで
保障も一生涯続きますしよく聞く保険の更新で保険料が高くなったという事にはなりません。
■独身で死亡保障も重視したい場合
死亡保障もあり貯蓄もできる保険もあります。
死亡保障自体が全く必要ない事ではなく過度の死亡保障は必要ないという事です。
貯蓄ができて死亡保障にもなる「低解約返戻金型終身保険」というものがあります。
これは払い込んだ保険料は増えていきさらに死亡保障にもなるという商品です。
この保険は払った保険料が無駄にならず将来、増えた状態で受け取る事ができます。
死亡保障も必要という方にはお勧めの保険です。
結婚した場合の保険の選び方
結婚しますと家族が増えますのでその分責任も大きくなりますので保険を見直すきっかけになります。
子供がいないうちは独身時代と同じく医療保険中心で考えると良いと思います。
自分自身に万が一の事があった場合のときにお金はいくらぐらい必要かを考えますと死亡保障の
必要性やどのくらいの保障が必要かが見えてきます。
■夫婦共働きの場合
共働きの場合ですとどちらかがなくなってしまった場合でも生活ができなくなることはないと思います。
死亡保障はそこまで大きくなくてよくて葬儀代などが賄える程度の保険で十分です。
医療保険中心で今後、子供が生まれてくることを想定するのであれば貯蓄型の保険で準備すると良いと思います。
■妻が専業主婦の場合
妻が専業主婦の場合は夫が死亡した場合は収入が途絶えてしまいますので残された妻に対しての保障は必要です。
ただ、妻がすぐに働いて収入を得られるのであればそんなに死亡保障の金額は大きくなくて良いです。
子供が生まれたときの保険の選び方
保障が一番必要な時期は子供が生まれたときになります。
ただ注意したいのは保険の入りすぎです。
保険料の支払いが多すぎて生活が苦しくなるのは全然良い事ではありません。
万が一に備える事は大事ですが、将来の生活も考える事も大事です。
■子供ができたら死亡保障を重視する
子供が生まれると生活費や将来の子供の必要な学費等の経済的負担に備えなければなりません。
子供に不自由な生活をさせない為にも大きな死亡保障は必要です。
■学資保険を考える
学資保険は将来の学費を貯めていく商品です。
学資保険には親の生命保険機能も付いていますので、学資保険に入る事により他の保険を
減らすことができますので学資保険と生命保険を合わせて考えた方が良いです。
子供を育てる費用についてはこちらの記事もどうぞ。
子供が独立してからの保険の選び方
子供が独立していくと大きな保障は必要がなくなる年代になります。
老後は医療保険中心に考えていきます。
老後は保険料が高くなりますので、生活に負担がいかない保険を選びましょう。
もし貯蓄などがしっかりできているようであれば、死亡整理金(葬儀関連費用)など
をまかなえるくらいに保険料を抑えて生活費や介護費用に回すようにしましょう。
まとめ
家族構成や考え方によって加入する保険は変わってきます。
保険は万が一の時に備えるものですので万が一の事が無ければなんの効果も発揮しないので
保険も大事ですが、生きていく上で生活を守る為の資産作りも同時にしていくと良いと思います。
資産形成に関してはこちらの記事もどうぞ。