ふるさと納税の控除額はこの数年で急増しています。

総務省がまとめたデータによりますと、平成29年度の適用者数を見てみると2,252万8,000人となっており、日本人の5人に1人程度がふるさと納税を利用していることが明らかになっています。

身近な人からふるさと納税でお得な経験をしたという話を聞くと「ふるさと納税ってそんなにいいものなのか?」と内容を知ってみようかなという方も多いのではないでしょうか。

ふるさと納税の魅力を感じつつもまだやったことがない方もほとんどです。

ふるさと納税がこれだけ人気がある最大の理由は豪華な返礼品になります。

和牛やカニ、お米などといった特産品が返礼品としてあり、この豪華な返礼品を目当てに納税している人がたくさんいらっしゃいます。

ただ、メリットは感じるけどなんか複雑そうだしよくわからないなという方も多いのではないでしょうか。

この記事ではふるさと納税とは?仕組みをわかりやすく解説していきます。

目次

ふるさと納税とは?

ふるさと納税というのは好きな自治体に寄付する事により、その寄附金が2,000円を除いて全額戻ってくる税金面での制度の事をいいます。

例えば福岡に住んでいても北海道の自治体に寄付する事も可能です。

出身地の都道府県のみの寄付しないといけないのではなく、どこの自治体に寄付しても寄付した金額から2,000円を差し引いた金額が、税金が戻ってくるというわけです。

一般的には生まれ育った町がふるさとになるわけですが、ふるさと納税は好きな自治体に寄付ができて実質的に納税したことになるのが、ふるさと納税です。

ふるさと納税のメリット【2,000円を超える寄附金分は全額控除】

ふるさと納税には2,000円は自己負担というルールがあります。

例えばある自治体に10,000円分の寄付をした場合にそれに見合った返礼品を受け取ったとしますと、税金がいくら返ってくるかと言いますと8,000円です。

つまり実質2,000円で10,000円寄付の返礼品を受け取ったという事になります。

ふるさと納税のメリット【豪華な返礼品】

ふるさと納税を始める方の多くの方の目当てとしては豪華な返礼品です。

最近では人気の返礼品がある自治体には巨額の寄附金が集まります。

そんな中で自治体同士での競争が激化しており行き過ぎた返礼品ではないのかと指摘もあるほどです。

この競争が激化していけば行くほど返礼品は豪華になっていく可能性も高いので今後もふるさと納税は注目です。

ふるさと納税の注意点

ふるさと納税で実質2,000円で豪華な返礼品という恩恵を受けるには税金が発生していることが前提になります。

ほとんど税金が発生していない場合は減額される税金がないのでふるさと納税のメリットはありません。

寄付をすれば返礼品は送られてきますが、翌年の税金減額がないので通販をしただけという結果になります。

税金をどのくらい納めているかどうかは会社員の方ですと源泉徴収票で確認する事ができます。

例えば、専業主婦でご主人の不要に入っている扶養家族の方などでご自身名義で税金を納めていない方はふるさと納税のメリットはないので注意が必要です。

まとめ

この記事ではふるさと納税とは?仕組みをわかりやすく解説してきました。

注意したいのは控除上限額は年収や家族構成で異なってきますので、控除上限額は知っておく必要があります。

ふるさと納税のサイトで家族構成と年収を入力するだけで控除上限額が計算できるシュミレーションもできますので、まずは計算してみましょう。