賃貸物件を契約する際にかかる費用としては敷金、礼金、不動産会社に支払う仲介手数料等があります。
地域や物件によってかかる費用は多少変わりますが目安としては以下の項目になります。
礼金:謝礼金として家主に賃料以外で支払うもので、一度払うと戻ってこないお金
敷金:退去する際にかかる原状回復に充てられるもので基本的には原状回復費用に充てた残りのお金が戻ってくる
仲介手数料:不動産会社がもらう報酬。家賃の1ヵ月分が上限となっている
保証会社保証料:家賃の滞納に備えて家賃保証会社に支払うもの。金額としては家賃の3割、5割、1ヵ月が目安です。
火災保険料:火災や水漏れなどに対する損害保険に加入する事が一般的です。金額としては2年契約で1万5,000円~20,000円が相場です。
鍵交換費用:15,000円~が相場です。
こういった費用が福岡で賃貸契約をする際にはかかる費用になっています。
それ以外でかかってくるものはお部屋を紹介する不動産仲介業者が無駄に請求している場合もあります。
この記事では福岡の賃貸契約で無駄に初期費用を請求されない為にも注意したいことについて書いていきたいと思います。
目次
入居安心サポートって何?必要なの?
福岡の賃貸物件の募集条件を見ていると「安心サポート」という項目を見かけます。
これはどういったものなのか大まかに説明しますと
・鍵のトラブルサービス
鍵を紛失してしまった場合に対応してくれるサービス
・水回りのトラブルサービス
トイレのつまりや水漏れの対応
といった賃貸物件のお部屋の中で緊急事態が発生した場合に対応してくれるという内容です。
賃貸募集元の不動産管理会社によって提携しているサポート会社は様々ですので、その他にも細かいサポートがついている場合もあります。
これはほとんどの募集条件に入っていることが多くなってきていますが、金額を見てみると様々です。
福岡の賃貸物件の募集条件を見てみると毎月500円というところもあれば毎月2,000円近くとる会社もあります。
これは必要なのかというと絶対に必要なものではないと思います。
何故なら入居する際に必ず火災保険に加入するからです。
水漏れなどのトラブルに対する保障は基本的に火災保険の保障内容に含まれています。
加入する火災保険の内容によっては鍵の紛失トラブルの対応も保障内容に含まれていたり、安心サポートの保障内容はほとんどカバーしています。
また、そんなに頻繁にトラブルが起きるものではないので保障を手厚くする必要があるのかどうかは疑問です。
実は安心サポートの金額も実際のところは500円以内です。
1,000円超えている場合はかなり上乗せしていますので注意しましょう。
毎月1,000円でも年間で12,000円ですので、馬鹿になりませんよね。
不動産管理会社によっては絶対条件で外せない場合は仕方がありませんが、外せる場合もありますので交渉はしてみましょう。
無駄に消毒代を請求してくる会社もある
前の入居者が退去した後には原状回復といって元の状態に戻してから新しい入居者に住んでもらうというのが基本的な流れです。
たまに現状渡しで内装は入れないが初期費用は安くしますというのもありますが、例外です。
その原状回復「リフォーム」は不動産のオーナーさん負担で行われますので一度、きれいな状態にしています。
大家さんもハウスクリーニングは行う義務はありますが、消毒を行う義務はないです。
もちろん、入居者も消毒をするかどうかは任意ですので強制ではないです。
募集元の管理会社が入居の条件で付けていて外せない場合は仕方がありませんが、賃貸業者が勝手に請求してしている場合もあります。
賃貸業者が勝手につけている場合は交渉してみるとすんなり外してくれる場合もあります。
簡易消火器の請求に注意
初期費用の項目に簡易消火器代が載っている場合は要注意です。
簡易消火器代として20,000円と高額な請求をしてくる会社もあります。
この簡易消火器は市販で販売しているものは3,000円程ですので、そんなに高いものではありません。
高額な請求をしてくる会社は簡易消火器代だけでなく他の請求項目も疑ったほうがいいです。
礼金を上乗せしてくる会社もある
どの不動産賃貸会社も紹介できる物件はほぼ同じです。
何故か同じ物件の同じ部屋なのにA社は礼金1ヵ月なのにB社は礼金2ヵ月と初期費用が違うことがあります。
これは明らかにB社が多く利益をとるために礼金を上乗せしています。
福岡の賃貸物件の一人暮らし用の物件だとほとんどが礼金1ヵ月というものが多いです。
あんまり礼金2ヵ月というのは見かけないので、ちょっとおかしいなと感じたら別の会社で見積もりをとることをお勧めします。
まとめ
この記事では福岡の賃貸契約で無駄に初期費用を請求されない為にも注意したいことについて書いてきました。
私が不動産賃貸会社で働いていたのは約10年前でしたが、安心サポートという項目はなかったですが、最近はよくみかけるようになりました。
理解しておきたいのは不動産賃貸会社でお部屋を案内してくれる人は営業です。
営業ですのでノルマもありますし、どれだけ利益を上げるかどうかを考えてきます。
余分な請求をして自分の成績にしようとする営業はたくさんいますので、注意しましょう。
福岡で家賃の安い物件を探す場合の注意点についてはこちらの記事もどうぞ。
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