不動産投資を始めるにあたり現金で購入される方はほとんどいらっしゃいません。
大半の方は住宅ローンを利用して購入するわけですが、住宅ローンを利用する事により最初に必要なお金も含めて分割できるのです。
この住宅ローンを利用する際には銀行などの金融機関の審査というものがあります。
住宅ローンを利用できれば誰でも不動産投資を始める事ができます。
大まかにいうと年収300万円以上で働いている期間が1年以上であればまずは一つの条件クリアです。
そんな中で銀行の審査基準はある程度同じですが、実はこんな理由でダメだったのかという以外なものもあります。
この記事ではこんな理由で住宅ローンの審査に落ちた?実は多い事例とは?について書いていきたいと思います。
意外と多い携帯電話代の滞納による審査落ち
意外と多いのがこの携帯電話代金の支払いの滞納による審査落ちです。
携帯電話代を滞納するとなぜ落ちてしまうのかといいますと
最近ですと携帯電話を契約する際にはほとんどの場合、機種代を分割で購入して通話料金などと一緒に払っていきます。
この機種代は分割して購入しているわけですが、クレジットカードで家電を分割で購入したのと同じことになります。
クレジットカードで分割して商品を購入し、滞納が続いていくと指定情報機関「CIC」に滞納があったことが登録されます。
これはわかりやすく言うとブラックリストのようなものですので載ってしまうとお金を借りる際にかなり影響が出ます。
住宅ローンの場合もこの指定情報機関「CIC」の情報を金融機関が見ますので、滞納が続いていた時点でアウトです。
携帯電話の支払いは意外と軽く見てしまう方も多いですが、連続で3回以上滞納があると登録されてしまい住宅ローンの審査はほぼ通りません。
ある金融機関に携帯電話の滞納が数か月続いている場合の案件を相談したところ2,000%通りませんと言われたこともあります。
奨学金の滞納による審査落ち
奨学金の滞納により審査がダメだったケースもあります。
この奨学金も滞納すると指定情報機関「CIC」に登録されますので、住宅ローンの審査が通りにくくなります。
ただ、この奨学金の滞納の場合は福岡の地銀では通りませんでしたが、ある金融機関に持ち込んだところ審査が通りました。
携帯電話代の滞納も奨学金の滞納も滞納の仕方で変わる
指定情報機関「CIC」の滞納履歴というのは直接行って受け取るかクレジットカード決済によりホームページからとることは可能です。
当然、運転免許証などの本人確認は必要ですが、自分自身の滞納履歴を確認することが簡単にできます。
実際にとってみるとお金を借りた金融機関ごとに登録されている紙が出るわけですが、分割していると毎月の支払い状況が月ごとに表示されます。
それを見るとどのくらいの期間滞納しているとか、どこで滞納が解消されているかどうかを確認することができます。
この滞納の表示も審査に通るか通らないかが左右されます。
当然、滞納が1月から12月まで続いていればほぼ、審査は通りません。
また、いったん滞納は解消されているが、また滞納が始まったといったものも印象が悪いです。
金融機関によって何とか大目に見てくれるケースとしては一年のうちに一回だけ滞納があったり、二回だけ滞納が続いてしまった場合です。
この場合ですとうっかり支払いが遅れてしまったんだなと金融機関に判断されて住宅ローンの審査の承認が下りた事もありました。
年収1,000万円あるのに落ちる場合がある
年収に加えて返済負担率も考慮されて審査が通る通らないが決まってきます。
年収1000万円と低くない年収であっても審査に通らない事もあります。
返済負担率というのは一年間に返済する額を年収で割ると出てくるものです。
返済負担率が高ければ高いほど年収の中で負担が大きく、いずれ返済が滞るのではないかという事で審査が通らない場合もあります。
基準としては返済比率40%を超えていないかどうかも重要です。
不動産投資ローンについてはこちらの記事にもまとめています。
まとめ
こんな理由で住宅ローンの審査に落ちた?実は多い事例とは?について書いてきました。
意外と多いのはやはり携帯電話代の滞納による住宅ローンの審査落ちです。
さすがに半年以上も滞納してしまうとどこの金融機関も受けてはくれませんが、それ以外の理由でちょっと難しいかなという内容であれば金融機関によっては受けてくれるところもあります。
不動産投資ローンを扱っている金融機関についてはこちらの記事でご紹介しています。
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