せっかく物件が決まっているのに住宅ローン審査落ちてしまうと落ち込んでしまう人も少なくないと思います。
住宅ローン審査に落ちても銀行などの金融機関は落ちた理由は教えてくれません。
もやもやした状態で次にどうすればいいのかわからなくなる方も多いと思います。
この記事では住宅ローン審査に落ちた場合にどうしたらいいのか?また住宅ローン審査が甘い銀行などはあるのかどうかについて書いていきたいと思います。
目次
住宅ローンの審査から融資までの流れ
住宅ローンを申し込んでから融資までの流れはどのようになっているのかをまず抑えましょう。
①物件の購入申し込み
②事前審査「審査結果通知までは1~7日」
③売買契約
④本審査「結果通知まで2~4週間」
⑤ローン契約
⑥融資実行・決済
住宅ローンの審査は、事前審査と本審査の二段階に分かれております。
住宅ローンの審査で個人の信用情報は最も重要
カードローン等の債務の状況や返済履歴は銀行は必ず確認します。
住宅ローンのほかに借りているお金はないか?返済は遅れる事無くしているか?をきちんとチェックします。
こうした債務の記録を総称して個人信用情報と言いますが、この個人信用情報は情報機関に記録が残っています。
登録されている情報機関は3つです。
■CIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)
主にクレジット会社や信販会社が登録しています。
クレジットカードの支払いが遅れた事はあるかどうかやカードキャッシングの借入状況が記録されます。
■JICC(日本信用情報機構)
主に消費者金融が登録しています。
借金があるかどうかや返済に遅れがないかどうかについて記録されています。
■JBA(全国銀行協会)
主に銀行が登録しています。
車のローンはいくら残っているかや住宅ローン以外の融資についても記録されています。
銀行によって審査が極端に甘くはならない
銀行の審査で確認する部分はほとんど一定になっています。
銀行によっては年齢や年収の基準が異なったりはしますが、極端に審査が甘い銀行はないです。
いままで実際に銀行に案件を持ち込んで来ましたが、メガバンク系は審査が厳しい印象で他はあまり変わらないような気がします。
ただ、ちょっと厳しいかもしれないなという案件でもメガバンクに持ち込んでみると審査に通ったという事もありました。
金利などの条件面は各金融機関で変わりますので、条件の良い住宅ローンを借り入れる為には厳しい審査基準を満たす必要はあります。
審査に通る為のおすすめの方法
金融機関と一言で言ってもいろんな業態に分かれています。
銀行にしても
・メガバンク(都市銀行)
・ネット銀行
・地方銀行
・フラット35(住宅金融支援機構)
といったように分類されます。
銀行も会社ですので一般の会社と同じように経営方針があります。
同じ住宅ローン審査でも銀行の業態・種類ごとに審査の方針も異なるわけです。
そんな中であらゆる可能性にかける為にも業態ごとにばらばらにして申し込むのがベストです。
例えばメガバンクだけに申し込こんで全部だめになるよりもメガバンク1行、地方銀行1行、住宅金融支援機構という3パターンで申し込んだ方が審査通過の可能性が高くなります。
ただ、注意したいのはたくさん申し込んだらいいわけではなくて多くても5つまでにしましょう。
理由としては審査に申し込むのはいいですが、申し込む度に個人信用情報が登録されていき金融機関側から見るとこんなに申し込んでるけど、審査に通ってないからうちに申し込んできているんじゃなかと判断されて審査に落ちる結果になります。
もちろん審査に通った通らないかは個人信用情報では分かりませんが、他の金融機関で登録がたくさんある時点で印象が悪いです。
まとめ
この記事では住宅ローン審査に落ちた場合にどうしたらいいのか?また住宅ローン審査が甘い銀行などはあるのかどうかについて書いてきました。
住宅ローン審査が甘い銀行があるかどうかというと極端に審査が甘い銀行はありません。
住宅ローン審査を通過する為に一番大切なのは個人信用情報がどのように登録されているかです。
特にCICなどはWEB上で取得するのに時間もかかりませんので一度、取ってみるといいです。