外貨を使って投資を行う際には為替のリスクの管理が重要となってきます。

この為替リスク回避策を取らなければ、本来であれば利益になっていたのにもかかわらず、最終的にはマイナスになってしまったという可能性もありえます。

為替変動リスクは外貨と円を交換する際に、交換レートである「為替相場」が変動して、円に換算した際に損失が発生する可能性を「為替変動リスク」といいます。

日本は石油や食材などを海外から輸入する一方で、車や家電製品などの商品を海外へ輸出していますが、その際に外国の通貨と日本円を換算する必要があります。

商品やサービスの対価を交換するまでには数ヵ月かかる事もありますが、その期間中に為替相場が大きく変化した場合は為替差益や為替差損が発生する事になります。

為替差損:為替相場の変動によって生じた損失の事

為替差益:為替相場の変動によって生じた利益の事

この記事では為替投資のリスクについて説明していきます。

為替の仕組み

為替相場が変動していく理由としては買いたい人(需要)売りたい人(供給)のバランスが変化していくからです。

通貨には値段がついていて、売買取引される一つの商品となっています。

例えば、円の買いが多ければ、円の値段が上がり、売りが多ければ円の値段は下がります。

原因としてはその国の経済状況が好調であれば、今後の経済成長に期待が持てるとして予測されて通貨の値段が上がりますが、その国の経済発展の期待が持てなければ通貨の値段は下がるという事になります。

為替の三大リスク

為替投資のリスクは大きく分けて3つあります。

■為替変動によるリスク

為替差損とは為替相場の変動によって生じた損失の事ですが、円安の時に外貨を買って、円高の時に売れば為替差益にとなりますが、その逆で円高の時に外貨をかって円安になってしまった時に売ると為替差損になります。

■為替コストによるリスク

取引をする際の為替コスト「両替手数料」もリスクの一つです。

円から外貨に両替する際、または外貨から円に両替する際には必ず為替手数料が発生するからです。

■取引ができなくなるリスク

取引できなくなるリスクとしては

取引の相手方が倒産して為替取引が行えなくなる

市場での取引量が極端に少なくなり、取引ができなくなる

取引相手国の政治や社会環境の変化により取引できなくなる

これらのリスクは頻繁に起こるものではありませんが、まったくないわけではありません。

為替リスクがある商品

海外の通貨を使用した投資には為替リスクが必ずついてきます。

主のどういった投資商品に為替リスクがあるかと言いますと

■外貨預金

外貨で預金を行う事で、日本円よりも預金金利は高いものが多いです。

■FX「外国為替証拠金取引」

円、ドル、ユーロなどの通貨の売買により利益を得る取引の事。

レバレッジをかけることで手持ち資金の何倍ものお金を運用する事が可能です。

■外国債券

外国の債券に投資するもので、国内債券より金利が高い場合が多い

■外国株式

海外の企業の発行する株式に投資する事。

海外には世界各国に展開する企業も多く、日本株よりも利回りが高いものや株価上昇の可能性も多くあります。

■外貨建て投資信託

外国通貨建てで取引される投資信託で投資のプロに任せて、外国債券や外国株式を運用してもらうものです。

為替投資のリスク対策は?

為替投資を極力リスクを抑えて運用する方法としては長期保有がオススメです。

外貨預金や為替債券などは金利が高い商品が多く、時間を掛ければかけた分、利益となるからです。

また、為替コストは購入・売却時に必ず発生しますので、長期保有する事により売買の回数を減らす事ができますので、為替コスト削減にもつながります。

まとめ

為替投資のリスクについて説明してきました。

外貨を使って投資を行う際には為替のリスクの管理が重要となってきますので、しっかりリスクを把握したうえで検討しましょう。