不動産投資を始めた場合、必ずお部屋の入退去というのは経験する事です。
空室は不動産投資の最大のリスクにはなりますが、新しい入居希望者を募集する際に次の入居者が入居する場合のある程度の流れは知っておいた方がいいです。
流れが分かっていないと今、入居募集はどうなっているのか?申し込みがあったと不動産管理会社から連絡あったけど、今はどんな状況なのか?が分からず、予定を立てにくいです。
基本的にお部屋の退去が出て、次の入居者が決まると原状回復工事をしてから新しい入居者が入居する形になります。
この内装工事はマンションオーナー負担ですので、内装の費用がいくらかかるかどうかは早い段階で知りたいものです。
新しい入居者が決まったら、まずは入居審査があります。
これはマンションオーナーとしては
どんな入居者が入居するのか?
家賃はしっかり払ってくれるのか?
これは重要なことです。
入居者は決まったけど、家賃滞納や問題ばかり発生する入居者だったら他の入居者を別で募集しておけばよかったという事になりかねません。
オーナーが困らないように新しい入居者が入居するにあたり必ず入居審査というものがあります。
オーナー側としても部屋を借りるときはどのような審査があるのか知っておくべきだと思います。
この記事では部屋を借りる時の審査の注意点は?について説明していきます。
賃貸住宅を申し込む前の入居審査では何をチェックする?
入居者はまず住みたいという物件を見つけたら、入居申し込みの手続きを行います。
この申込の時点ではまだ賃貸契約は成立していない状態です。
借りる側と貸す側の双方の同意があって初めて契約を結ぶことになり、住みたいという希望だけで一方的にお部屋を借りる事は出来ません。
申込が終わり「入居審査」に通れば、賃貸契約へ進むことができます。
入居審査とは?
入居審査とは安心してお部屋を貸していい人なのかを判断する審査になります。
オーナーの立場になって考えると貸しては出来るだけ家賃滞納やトラブルなど起こす可能性のなさそうな人に入居してもらいたいものです。
入居審査というのは主に不動産管理会社が行うのですが、仲介を行う不動産会社がこの入居希望者には貸す事ができないなと判断した場合はその時点で契約を断る場合もあるようです。
入居審査の基準とは?
入居審査には明確に決められた基準はないので、不動産管理会社が独自の審査基準を決めていることもあり、会社によっては判断基準は異なります。
大きく共通するのは家賃を滞りなく払ってくれそうかどうかですが、審査が通りにくいケースとしては仕事をしていない方やもっと厳しいケースは無職の方で保証人を立てる事ができない場合です。
求職中の方も借りる事ができるお部屋はあるのですが、物件の数がかなり限られてきます。
入居審査では収入の安定性が重視されるので、公務員や大手企業の正社員などですと、審査には通りやすくフリーターや派遣社員の方は審査が厳しくなる傾向にはあります。
お部屋を借りる際のポイントとしては無理なく支払える家賃の物件を選ぶ事です。
一般的に無理なく支払える家賃の金額は収入の3割までと言われています。
収入に合わない高額な家賃の物件は支払いが厳しくなると判断される為、申込自体が厳しくなります。
入居審査について必要な書類は?
入居申し込みの書類は不動産会社によって異なる事も多いですが、基本的には
・契約者の住所
・氏名
・連絡先
・勤務先
・連帯保証人の氏名
・連帯保証人の連絡先
等をまずは入居申込書に記入します。
入居申し込みの際には、身分証明書のコピーが必要になります。
この時点で収入証明書が必要な場合もあります。
連帯保証人というのは契約者が家賃の滞納をした場合に代わりに支払いの義務を負う人です。
頼める人がいない場合は一定の費用を支払って家賃保証会社を利用する事もできます。
入居申し込みをすると、勤務先や連絡保証人への電話での確認が行われて、申し込みから最短で3日で結果が出ます。
この入居審査が終われば賃貸借契約書の締結を行う形になります。
家賃保証会社とは?
家賃保証会社の取り扱う業務というのは賃貸借の際に求められる親族などの連帯保証人に代わって、手数料を得る事により第三者が連帯保証人となるサービスです。
主に借主が家賃滞納した場合に貸主への家賃の立替払いをすることで、これを「代位弁済」といいます。
この立て替えた後に、入居者から立替分を徴収するという形になります。
この家賃保証会社を利用する事によって、オーナー側としては家賃の滞納を防ぐ事ができますので安心です。
福岡では特にこの家賃保証会社を利用する事が必須になっていることがほとんどです。
まとめ
部屋を借りる時の審査の注意点について説明してきました。
部屋を借りる際は入居審査は必ずあります。
この入居審査がある事により事前に入居後のトラブルを防ぐ事ができますので、入居者にとってもオーナーにとっても良好な契約が結べることになります。
お部屋を探す際はまず、仕事をしている事と連帯保証人をある程度決めてからスタートしましょう。