投資信託には発生した利益を投資家に分配する「分配金」という仕組みがあります。

選んだファンドによってはもらえなかったり毎月もらえたりと様々です。

分配金が多いに越したことはないと思いがちですが、実はそうではないケースも多くあります

この記事では分配金が多い投資信託に注意。知っておきたい事について書いていきたいと思います。

分配金とは?

運用会社が投資信託を運用するにあた発生した利益を投資家に分配する報酬の事を指します。

基本的には決算時に支払われることが多く、その回数は投資信託によって様々です。

決算の時が分配の機会になるのですが、その回数は投資信託ごとに決められています。

決算時期のバリエーションとしては

・年に1回

・年に2回「半年に1回」

・年に4回「3ヵ月に1回」

・年に6回

・毎月

といった5つのパターンがあります。

年に1回のところもあれば毎月決算があり毎月分配型投資信託と呼ばれるものもあります。

分配金が多い事のメリット

大きなメリットとしては目に見える利益がたくさん手元に入ってくるという点です。

毎月分配型であれば運用の成果である収益をこまめに受け取る事が出来て安定した収入につながります。

その収入を中長期的に受け取る事が出来ていれば急に基準価額が下落したとしても結果利益となったり損失を抑える事が出来ます。

分配金が多い事のデメリット

分配金をたくさん受け取るという事は投資信託の運用資金が減っていく事と同じ事です。

その為、分配金が少ない投資信託と比べると基準価額の伸びが緩やかになり利益が薄くなる場合があります。

毎月分配型投資信託のデメリット【複利効果がない】

もともと投資信託は複利効果を活用して資産を増やす事ができる金融商品です。

例えば100万円の元本で5%のリターンを得た場合はこの5万円を再投資して元本を105万円としそれに5%の利益を上乗せして資産を増やしていきます。

こういった複利の繰り返しによって資産を増やしていくのが投資信託の特徴です。

毎月分配型の投資信託の場合はこの5万円は再投資せずに配当に回していきますので、複利効果は得られません。

毎月分配型投資信託のデメリット【運用状況が分配金に反映されているとは限らない】

分配金が減る事なく毎月払われていると順調に運用されていると思いがちですが、そうとも限りません。

成績が伸びず、収益が乏しくても毎月分配型の投資信託では毎月せっせと分配金を支払い続けていることも多いです。

その場合は収益が乏しい為、投資家から集めた投資元本から分配金を支払う事になり、結果的に分配金は支払われるが、投資元本は目減りするという事になります。

分配金は多い、少ないどっちがいい?

分配金の多い少ないは個人の運用方針によるところが大きいので一概には言い切れませんが、長期で運用を考えている場合は分配金が少ない商品がオススメです。

分配金が少ない方が複利効果を得る事により資産の拡大を図る事ができるからです。

長期的な運用を考えているのであれば分配金は受け取らず複利効果を最大限活用して資産形成を進めていきましょう。

まとめ

この記事では分配金が多い投資信託に注意。知っておきたい事について書いてきました。

分配金は投資信託を始めるうえでとてもうれしいものです。

ただ、分配金の仕組みと投資信託の関係を理解してから運用していく事でさらに効率よく進める事が出来ます。