不動産投資において収益をあげるためには、やはり「最初にいかに物件を安く買うか」ということが非常に重要です。
投資物件は少しでも安く購入できれば投資効率は大きくなります。
これは安ければどんな物件でも良いという意味ではないですが、価格だけを重視していくと古い物件になったり、場所が極端に悪かったりと悪い条件が増えていきます。
価格に比例して家賃も安くなる傾向にあります。
この記事では投資用マンションは価格が安ければいいのか?家賃が安くなるにつれて注意したい事について書いていきたいと思います。
目次
家賃が安い物件で注意したいのは入居者トラブル
基本的に価格が安くなるととれる家賃も低くなります。
そして、家賃が安い物件に住んでいる入居者は何かしら事情があって家賃が安い物件に住まなくてはいけないという方です。
賃貸管理をしていて思う事ですが、家賃の安い物件に住んでいるすべての方に問題があるわけではないですが、トラブルが多いです。
反対にやや高めの物件で入居率もそこそこなら、法人契約やある程度安定した高収入の方が入居しているケースがほとんどです。
賃貸の部屋を借りる時の審査の注意点は?の記事でも書いていますが、賃貸物件を借りる際は必ず入居審査があります。
家賃が高くなればなるほど、審査が厳しくなり、家賃が安いと審査自体が緩くなります。
最悪の場合は家賃を回収できない事もある
実際に体験した事例としては入居者が近隣住民とトラブルを起こして暴力をふるい、逮捕されたケースもありました。
そうなると入居者が逮捕されてしまったのですから、家賃は当然入らないです。
そして、一番困るのが物件の中にはまだその入居者の私物が残っている為、新しい入居者を募集することもできないという事です。
その入居者が家賃保証会社を利用していれば保証を受けることはできますが、利用していない場合は全く家賃は入りません。
価格が安く家賃が安い物件は外国人入居者も多い
外国籍の方も家賃が安い物件に住む傾向にあります。
外国籍の方もいろんなトラブルが発生する可能性が高くなります。
一番ひどかったのは夜逃げです。
そうなると勝手に荷物を処分することもできませんので、いろいろと面倒です。
また、外国人が多く入居しているマンションは1部屋に複数の人が勝手に住んでいる事もありますので、夜はうるさかったりとトラブルも多いです。
入居者は簡単に退去させることはできない
問題を起こす入居者は即退去させればいいんじゃないかと思いますが、そう簡単にはいかないのが現実です。
入居者が周りに迷惑をかけるような行為をしたり、家賃を滞納したりと契約違反があったとしても、法律に触れていなければ罰する事はできません。
強制退去させるには時間とお金が必要
強制的に退去させるには、時間とお金とパワー(労力)を要します。
例えば家賃滞納を理由に退去させるには手続きに何ヶ月もかかり、弁護士などに依頼して裁判することになった場合は何十万というお金がかかります。
マンション投資なんて始めなければよかったと後悔しか残りません。
まとめ
この記事ではこの記事では投資用マンションは価格が安ければいいのか?家賃が安くなるにつれて注意したい事について書いてきました。
価格が安い物件を購入する際は現在の賃貸借契約の内容をしっかり確認し、滞納などや夜逃げが発生した場合の保証の範囲も併せて確認したほうが良いです。