お金を増やしたいのであれば知っておきたい金融、経済、証券用語として「複利」があります。

複利は金利の計算方法のひとつで、利息を元本に組み入れてその合計を次の期間の利息計算で元本とする方法の事です。

銀行にお金を預けると利息が付いてきますよね?

この利息の計算方法には「単利」と「複利」というものがあります。

お金を増やしたいのであれば複利の仕組みについて学ぶ事は大切です。

この記事では複利の仕組みや特徴について説明していきます。

複利と単利の違いについてまず理解する

単利は預けたお金(元本)に対してのみ利息が付くものです。

例えば100万円を預けて年利が10%としますと1年後に受け取れる110万円で1年間の利息は10万円となります。

そして、その次の年も元本100万円を基準に計算しますので利息分は10万円ですので2年間で20万円ということになります。

複利の場合はある一定の期間ごとに支払われる利息が次の期間の元本に追加されます。

この利息が足された元本をその期間の元本として新たに利息を計算していく事になります。

例えば100万円預けて年利が10%の場合は一年間で10万円が利息ですが、2年目の利息の元本は100万円+10万円で110万円となります。

つまり2年目の利息は11万円となり1年目よりも増えます。

長い目で見ていくと元本がどんどん増えますので利息分も大きくなります。

単利で運用した場合のお金の増え方

【実際に元本100万円、年利2%で20年間預け入れた場合】

単利 100万円+40万円=140万円

【実際に元本500万円、年利2%で20年間預け入れた場合】

単利 500万円+200万円=700万円

【実際に元本500万円、年利2%で30年間預け入れた場合】

単利 500万円+300万円=800万円

【実際に元本1000万円、年利2%で30年間預け入れた場合】

単利 1000万円+600万円=1600万円

複利で運用した場合のお金の増え方

【実際に元本100万円、年利2%で20年間預け入れた場合】

複利 100万円+485,947円=1,485,947円

【実際に元本500万円、年利2%で20年間預け入れた場合】

複利 500万円+2,429,737円=7,429,737円

【実際に元本500万円、年利2%で30年間預け入れた場合】

複利 500万円+4,056,808円=9,056,808円

【実際に元本1000万円、年利2%で30年間預け入れた場合】

複利 1000万円+8,113,616円=18,113,616円

利息の差を比べると複利の方が単利の利息を上回る事が分かり、金額と期間で差はどんどん開いていくのが分かりますね。

複利でお金を増やせる投資商品は?

複利でお金を増やしたいのであればどんな投資商品がいいのかをまとめました。

■積立預金

毎月一定額を積み立てて預金を増やしていくものです。

預金には利息が付き、受け取る際には元本に利息を足した額で計算していきます。

複利効果は期待できますが、現在の預金金利は0.02%とかなり低いです。

かなりの時間をかけない事には複利の効果は実感しにくいでしょう。

■投資信託

投資信託は投資家からお金を集めたお金を資産運用のプロが運用してくれるものです。

投資信託は一定期間ごとに追加購入していくと複利効果が期待できるものです。

ただ、一定の投資利益を分配していく分配タイプの投資信託は複利効果があまりありません。

分配型投資信託は人気の商品ではありますが、複利を目的で購入するには向かない商品です。

■株式累積投資(かぶしきるいとうとうし)

株式累積投資とは、毎月一定の額で株式を購入する投資方法になり「るいとう」とも呼ばれています。

1銘柄につき月々1万円以上1,000円単位の一定額(上限100万円未満)で同一株を買付けるので株式を積み立て方式で購入するイメージです。

るいとうは配当金が運用元本に組み込まれるので、複利効果を見込むことができます。

投資商品は必ず複利で運用できるわけではない

複利計算は前提として毎年一定の利率で運用できるからこそ効果を発揮します。

基本的に複利の商品は毎年一定ではない商品が多いです。

投資商品ですので、年によってはプラスの運用効果を発揮する年もあればマイナスの運用効果をもたらすこともあります。

毎年3%ずつ運用が保証されている商品があれば夢のような話です。

複利効果というのは利益を再投資して効果を得る事ができるのですが、常に一定の利率で資産が増えるという事は考えにくいです。

まとめ

この記事では複利の仕組みや特徴について説明していきます。

資産形成のスピードを上げるには複利運用はとても重要です。

複利は投資利益の再投資ですので、投資で得た利益を再び投資し効率よく運用しましょう。