全国の賃貸用住宅の空室率一覧【LIFULL HOME’S参照】によりますと一番高いのが福井県の30.1%で一番低いのは沖縄の11.7%です。
人口の比率でいくと東京が14.5%ですので東京の空室率は低いです。
日本で空室が多い理由としては入居者に人気のない建物が多いという事です。
結論から言いますと入居者に人気のある物件さえ選べば空室リスクを抑える事ができるという事です。
この記事では不動産投資のリスクである空室を早く埋める為にできる事について書いていきたいと思います。
目次
検索サイトに引っかかりやすくする為には
お部屋探しをする際に物件の検索サイトから探す場合は家賃の予算が5万円だと4.5万円から5万円の設定枠で検索をします。
ちなみにほとんどの検索サイトが家賃5,000円刻みになっています。
家賃設定する際はその検索枠の中のワンランク安い家賃設定に入れるようにすれば多くの人の目にとまりやすくなります。
その家賃は本当に適正なのか?
家賃が適正ではないことが原因でなかなか入居が付かない事は多いです。
建物は日々老朽化していきますので、同じ家賃のまま入居者を募集していても選ばれない時期がやってきます。
家賃は1年に1%下がるというデータはありますが、築20年を境に家賃は新築当時の家賃の8割程度に落ち着いてきます。
そこから部屋のメンテナンスをし賃料を上げる事もできます。
まずは家賃相場を把握して適正な家賃を知る
重要なのは家賃相場を知る事ですが、インターネットが普及した現代では不動産会社のホームページには物件情報があふれています。
入居希望者も少しでも安い家賃の物件を探そうと検索しているうちに物件の家賃相場を把握していきます。
マンションオーナーもこのような現状を認識し、他の物件と自分の物件の家賃の差を把握し適正な家賃を設定する必要があります。
賃貸需要の高い時期を逃さない事
賃貸需要の高くなる時期としては毎年1~3月中旬までです。
この時期は入居がかなり決まりやすくなりますので、逃さないようにしましょう。
他の物件と差別化をつけるポイント
周辺に競合物件が多い場合は他の物件と差をつけないとなかなか入居が決まりづらくなります。
物件を購入する際のポイントと重複してしまいますが、以下のポイントは抑えておきましょう。
・最寄り駅が通勤、通学に便利である
・駅から徒歩10分圏内の物件
・オートロックなどの防犯設備
・お風呂、トイレが別
・フリーインターネットなど入居者に特典を付ける
家賃設定のポイント
入居募集に関しては戦略的に行わなければなりません。
家賃が多く取れる事に越したことはないですが、早急に空室を解消する事が先決です。
委託している賃貸管理会社と相談の上決めていくのですが、任せっぱなしでは良くないです。
賃貸管理会社は入居付けを早くする為に家賃を下げる提案をしてくる可能性もあります。
自分自身での家賃の目線を持つ事が大事です。
ただ、相場より高めの家賃になっていれば家賃を下げるのも必要です。
中古マンションを購入する際は入居者が10年以上住んでいるケースもあります。
家賃は新築の時が一番高く、5年から10年の入退去で相場の家賃におさまります。
家賃を下げたくない気持ちはわかりますが、いつから住んでいるかで家賃が高めかどうかの一つの判断となりますので、それを踏まえて家賃を下げるかどうか判断しましょう。
賃貸募集をする上で賃貸管理会社はとても重要な役割を果たします。
こちらの記事にもまとめていますので参考にどうぞ。
不動産オーナーにとって重要な役割を果たす不動産管理会社の選び方
まとめ
この記事では不動産投資のリスクである空室を早く埋める為にできる事について書いてきました。
日本の人口は2010年から既に減少期に入っているのが現状で、2030年以降には毎年100万人ずつ減少すると言われています。
人口が減少すれば賃貸物件に対する需要も低くなりますが、そこで選ばれる物件と選ばれない物件が出てきます。
大切なのは物件選びで、流行りとかはないので入居者に人気のある物件さえ選べば空室リスクを抑える事ができます。