アパート融資が非常に厳しい状態が続いています。
今まで審査に通っていた内容の方が通らないという話はよく聞きます。
この記事ではアパート経営の融資が厳しい理由についてまとめていきます。
アパート経営の融資が厳しい理由
アパート経営の融資が厳しくなってしまった大きな要因は『金融庁からの通達』です。
金融庁が「アパート融資を控えなさい」と銀行の上層部に指示が出ているんですね。
これが各金融機関が融資を抑制している主な原因です。
また、人口が減少していくので、不動産投資融資を抑制しようという意味合いもあると考えられます。
このまま融資を出していけば、人口減少に伴い空室が増えていき、ローンの返済が滞る人が増大するのを見越しているわけだと思います。
希望の融資額が受けれないのはアパートの価格の高騰が原因
希望の融資額が受けれない場合は残りを現金で用意しなければならないわけですが、希望の融資額の半分くらいしかおりないというケースも多いです。
ここ最近の不動産投資の情勢ですが、副業としても人気があり非常に加熱しており、価格が高騰しておりました。
担保評価が低いのに物件の価格だけ高くても当然、銀行は融資しません。
「この物件がこの価格ですか?」
というような物件が普通に高値で売れたり、そもそも売り物が少ない為、さらに高騰するという悪循環が生まれていました。
売り手としては好ましい状態ですが、買い手としては手を出しにくい状態でした。
自己資金がないと厳しい!
自己資金がない計画書はほぼ論外です。
これは、前からあった風潮ではありますが、最近は自己資金がないとまず無理です。
「不動産投資をするのであれば、総額融資額の2割は最低でも自己資金を投入して下さい」というのが銀行の本音です。
金融機関によっては、実績がある人であれば自己資金を求められない場合もあるかもしれませんが、それは一部の人だけです。
借り入れはできるだけ抑えて融資を申し込む
借入をできるだけ抑え、キャッシュフロー(高利回り)のいい計画で申し込む事が融資を受ける為には大切なことです。
アパート融資をする際は、今現在の総借入を調べられます。
住宅ローンとか、支払がどれぐらいあるかを必ず見るわけです。
当然ですが、借入は少ない方がいいです。
基本的に銀行が審査で見てるポイントは主に
■自己資金
■担保評価(物件の価値)
■預貯金、資産背景
■本人の属性(収入、勤務先)
■事業計画書(キャッシュフロー、利回り)
■実績(運用実績、融資実績)
■決算書、確定申告
まとめ
この記事ではアパート経営の融資が厳しい理由についてまとめてきました。
アパート経営は大きなリターンが見込める不動産投資ですので魅力的ですが、現在は融資がかなり厳しい状況です。