初めての一人暮らしは楽しみではありますが、いろいろな不安が頭をよぎるとおもいます。

自分一人で生活を成り立たせることができるのだろうか?

実家に住んでいるとほとんど親がやってくれますが、一人暮らしの場合は自分ですべてやらないといけません。

一人暮らしをしていく上で一番不安な部分としてはお金の部分ではないでしょうか?

実は一人暮らしは意外とお金がかかります。

どのくらいのお金がかかるのかを一人暮らしを始める前に知っておいた方が良いです。

この記事では20代の一人暮らしはどのくらいのお金がかかるのか?また節約する簡単な方法はどういったものがあるのか?について書いていきたいと思います。

目次

一人暮らしは意外とお金がかかる

厚生労働省の2018年の賃金構造基本統計調査によれば、大卒の新社会人の初任給平均が約20万円となっています。

となると初任給20万円の中で生活していかないといけません。

さらに給料からは毎月住民税や保険料などの”税金”が引かれてしまいます。

その結果、「手取り」の月収は月16万から17万円ほどになってしまうのです。

ではどのくらいのお金がかかるのでしょうか?

20代から30代前半の男女の一人暮らしにかかる費用については総務省の2017年の統計データによると、およそ15万~16万円という調査結果があります。

15万~16万円といったらかなり高額です。

お金がかかる理由としては家賃や水道光熱費はもちろんですが、社会人になるとさまざまなイベント(結婚式など)へ出席する事が増えます。

また、会社の付き合いで外食費がかさんでしまうことがあります。


一人暮らしの平均的な生活費は?

総務省の調査によると、単身世帯の男女別、項目別の家賃以外の支出額は以下のとおりです。

【男性】
水道光熱費:約1万円
ガス代:約2,000円
通信費: 約7,000円
保険医療費:約3,000円
交通費:約8,000円
食費:約4万5,000円
洋服(被服および履物):約6,600円
交際費:約1万3,000円
理美容用品:約1,500円

消費支出総額:約9万6,000円

【女性】
水道光熱費:約8,000円
ガス代:約3,000円
通信費:約8,000円
保険医療費:約4,500円
交通費:約5,500円
食費: 約3万円
洋服(被服および履物):約9,000円
交際費:約9,000円
理美容用品:約6,000円

消費支出総額:約8万3,000円

こうして男女を比較してみると、女性のほうが比較的高額になる支出項目は洋服代と理美容用品です。

一方で男性のほうが高額になる支出項目は食費と交際費という結果になりました。

これに家賃などを合わせると15万から16万円となっているようです。

節約は変動費よりも固定費を抑える事がポイント

家賃や通信費・交通費などは月によって大きく変動しない支出(固定支出など)になります。

固定された支出を収入の30%~40%までに抑えておけば、残りの金額に余裕ができるので安心と言えるでしょう。

固定費で大きいのは月々払う家賃です。

家賃は毎月、払っていくものですからとても重要です。

一般的に家賃にかける給料の割合としては給料収入の30%程度が目安と言われています。

もし、給料が月20万円の方でしたら約6万円、給料が30万円の方でしたら9万円という具合です。

詳しくは家賃はどれくらい払っている?家賃にかける給料の割合は?の記事でも書いています。

「せっかく一人暮らしを始めるんだから家賃はちょっと高くてもいいかな」と言った気持ちで物件を選んでしまうと後々家計をかなり圧迫しますので注意しましょう。

家賃が安い物件に住み替えというのも一つの方法ですが、住み替えとなるとかなり費用がかかります。

失敗しないように自分の給料に見合った物件を選びましょう。

節約する為にも外食は控える

外食自体が悪いわけではないですが、外食の頻度を減らすと大幅に節約できます。

世の中は外食の誘惑の誘惑に満ちています。

和・洋・中・エスニックと世界中の料理を手軽に堪能できるのが、今の外食産業です。

最近では、立ち飲み形式の飲食店もあり、高級フレンチやイタリアンを驚くほど安い値段で提供する店が登場し、人気を集めています。

また、お店で食べる食事だけが、外食ではありません。

デパ地下やスーパーのお惣菜、お弁当屋さんのテイクアウト、コンビニ弁当など外食の種類は豊富です。

家で手間ひまかけて作らなくても、出来合いのものを買ってくれば、すぐに食べられて、しかも後片づけの手間もいりません。

手間いらずという点では、外食は実に便利なことですが、外食を控えるだけでもかなりの節約になります。

まとめ

この記事では20代の一人暮らしはどのくらいのお金がかかるのか?また節約する簡単な方法はどういったものがあるのか?について書いてきました。

20代の一人暮らしは意外とお金がかかります。

ある程度、予測を立てて一人暮らしを始めないと失敗します。

上手に節約するには固定費を見直す事を優先して行う事が大切ですが、お金を貯める人の習慣・ルールとは?今できる事の記事でもご紹介していますが、自分のお金に対する癖を知ることも大切です。